芋ノ文 
VRデバイスPico 4で有名な中国のPico Technology社ですが、人員の縮小を実施している可能性があるようです。「老舗」テック系ブログのChinaemailなどが報じています。
この動きは、親会社Bytedance社の決定によるものらしく、同ブログ曰く「ピーク時、Pico社は2000人以上を雇用していたが、現在、従業員を約50％削減した状態」とのこと。
同社は2021年にPico社を買収。ただ、現在の販売状況には満足していないようで、先日にはPico社CEOのHenry Zhou氏が、Bytedance側に事業について報告する一幕もあったらしいです。
現在、Pico 4の詳細な売り上げは判明していませんが、中国ではZhou氏が発売前に設定した目標台数（100万台）を未だ突破していないとの報道もあります。その辺りがBytedance社の不満なのかもしれませんね。
仮にPico社の縮小が進んだ場合、VRデバイスの展開を大規模に行う企業が、メタ社とHTCの2社だけになってしまう可能性もあり得ます。
一般ユーザー目線では、競争が激しい方がうれしい（価格が下がる傾向にある）ので、ここで踏ん張ってVR領域への関与を続けてほしいところです。
