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VRデバイス「Pico 5」レイオフで開発中止か。今後はハイエンドデバイスに注力

 XR企業にPico社が、開発中(と噂される)新型VRデバイス「Pico 5」の開発を打ち切った可能性が浮上しました。海外メディアのThe Informationなどが報じています。

 同メディアによると、打ち切りの理由は現行モデル「Pico 4」の売れ行き不振であるとのこと。

 Pico社はリリース前、同デバイスの販売目標台数を100万台と定めたらしいのですが、未だにその目標が未達という報道もあります。

 「Pico 5」は2023年10月、開発が進行中との報道が出たのですが、残念ながら製品化への道は途絶えたようです。

 今後Pico社は、改良版「Pico 4」の開発に注力する方針(詳細は現時点では不明)。また長期的には「Apple Vision Pro」のようなハイエンドXRデバイスの開発を目指すそうです。

 Picoシリーズは、これまでMeta Questの競合製品(的な立ち位置)で展開していたので、事実ならかなり大きな方針転換ですね。

 The Informationは11月に実施されたPico社のレイオフの詳細も報道しました。

 約400人が一時解雇の対象となり、600人が転属になったとのこと。つまり人員を1800人から800人に削減した形ですね……。

 レイオフの主な対象となったのはコンテンツ部門。開発が進んでいたVRゲーム(Beat Saberの対抗馬)の開発もキャンセルしたそうです。

 一時期はメタ社の対抗馬になるかと期待大だったPico社ですが、現実は厳しいですね。

 ただVR部門自体は存続するようなので、戦略を変えた同社からどのようなデバイスが出るのか、続報を待ちたいところです。

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