TikTok親会社、Picoの技術力強化でVR分野参入本格化? すまほん!!

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 TikTokの親会社であるByteDance社が、VR分野への本格参入に向け準備を進めていることがわかりました。海外メディアThe Vergeが伝えています。

 同誌によれば、ByteDance社はVR分野開拓に向けて多額の資金を投じる予定とのこと。その使い道としては、昨年買収した中国のVRヘッドセットメーカーPicoの求人が大半を占めるとしています。

 Picoはすでに多くの求人を出しているようで、その業種は「VRゲーム戦略責任者」や「ゲーム運営責任者」、その他エンジニアといったものが多数。ByteDance社のVR分野へ本格参入するという強い意志が感じられます。つい先日にはPicoの新型VRヘッドセット「Pico Neo3 VR」が国内発表されたこともあり、この製品を皮切りにVR事業参入を本格化してくるのではないでしょうか。

 ちなみにNeo3 VRの性能・仕様は、HTCやValveのようなハイエンドな高価格帯を避け、PlayStationのような別途ゲーム機が必要になる構成も避け、競合と戦う土俵をうまく選定している様子。スタンドアロン型のライバル機種であるMeta Quest 2と比べても、高精細なPC出力を可能とするDisplayPortに対応したり、Quest 2では別売のストラップをNeo3 VRでは同梱にしたりと、細かな点でしっかりと差別化が図られている点には戦略性を感じます。

 TikTokを大流行させた開発力・コンテンツ力をもつ「ByteDance」と、VRハードウェアを次々と開発してきた確かな技術力をもつ「Pico」。この2社がタッグを組んで本気でVR事業に参入してきたとき、どんな製品が生まれるのでしょうか。着々と盛り上がりを見せるVR業界に新たな風を吹かせることができるのか、今後の動向に注目です。