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ホテルWi-Fiで「偽のWindows更新」が行われる。ロシア系ハッカーに御用心、Microsoftが警告

ホテルWi-Fiで「偽のWindows更新」が行われる。ロシア系ハッカーに御用心、Microsoftが警告

 ホテルWi-Fiを狙う偽更新。

 Microsoftは2026年7月31日、ロシア対外情報庁に関連するとされるMidnight Blizzardの下位クラスター「Storm-2945」による攻撃キャンペーン「CaptiveCrunch」を公表しました。5月上旬から、複数国のホテルや会議施設などのゲスト用ネットワークを狙っていたといいます。

 この攻撃では、キャプティブポータル(接続時の認証画面)を備えたネットワークのDNSやHTTP通信が操られます。Microsoftは、Windowsの特定の脆弱性を侵入経路として挙げていません。ネットワークへの最初の侵入経路は調査中で、具体的な被害件数も公表されていません。

 攻撃者はDNSポイズニング(接続先情報を偽る攻撃)などで通信を操り、Microsoftを装ったページへ誘導したり、偽のOS・ブラウザ更新を表示したりします。誘導後の手口は複数確認されています。

 Microsoft 365を狙う経路では、攻撃者が用意したデバイスコードを正規のMicrosoftサインイン画面に入力させ、攻撃者側のセッションを承認させます。

 別の経路では、コマンドの実行やファイルのインストールを促し、Windows用の遠隔操作型マルウェア「CornFlake」に感染させます。CornFlakeには、認証情報やキー入力、ファイルなどを盗む機能があります。

 さらにAndroid端末へAPKのインストールを促す表示も確認されており、標的はWindowsに限りません。

 対策としてMicrosoftは、可能であれば携帯回線やテザリングなどのプライベートな接続手段を、公共Wi-Fiより優先するよう勧めています。

 「WindowsユーザーはホテルのWi-Fiを使うな」といった一律の緊急警告ではありません。公共Wi-Fiを使う場合は、接続画面や予期しないポップアップに求められても、更新プログラムや証明書、ネットワーク修復ツールをインストールしないことが重要です。自分で始めていないデバイスコード認証にも応じてはいけません。

 DNSを含むすべての通信を通し、接続時に自動で確立するフルトンネルVPNも有効です。ただしVPNが確立する前に表示される接続画面では、引き続き警戒が必要です。

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