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SwitchBot、パートナーロボットの「KATAフレンズ」にくまモンVer登場。購入ごとに震災復興支援へ

SwitchBot、パートナーロボットの「KATAフレンズ」にくまモンVer登場。購入ごとに震災復興支援へ

 SwitchBotは、AIパートナーロボット「KATAフレンズ」のくまモンデザインモデル「KATAフレンズ KUMAMON ver.」を9月17日に発売しました。価格は14万9800円(税込)で、数量限定での販売です。

 KATAフレンズは今年1月に登場したオンデバイスAI搭載のパートナーロボットで、通常モデルの「ノア」「ニコ」は12万9800円。今回のKUMAMON verはそれより2万円高い設定です。赤いほっぺ、丸い目、白い口元、黒いふわふわのボディなど、くまモンの特徴を本体デザインに落とし込んでおり、パッケージやアプリの表示もKUMAMON ver専用のものになっています。

 ちなみに、ベースモデルとなった「ノア」「ニコ」と比べるとこんな感じ。くまモンの丸っこいフォルムが奇跡的に似ていますが、そうでなくとも外観自体が他社製品と比較してやや有機的(?)なので、こういったIPものもやりやすいのかもしれませんね。

 気になるのは、その価格差に見合った中身になっているかどうか。実はKUMAMON verは通常モデルに比べてかなりの機能制限がかかっています。

 通常モデルで利用できる音声や歌などの発話機能、LLMを使った「ちきゅう語」での会話、家電を操作する「おてつだい」機能、誕生日設定、ひとみのデザイン変更、絵日記機能、着せ替えのアプリ反映、これらすべてが非対応。「AIパートナーロボット」を謳う製品としては、かなり大味な仕様になっているのが正直なところ。

 くまモンのキャラクター性を守るため、勝手にしゃべらせたり独自の性格付けをしたりできないという事情もあるとは思うのですが、それにしても削られている機能が多すぎる印象は拭えません。

 もうひとつ触れておきたいのが、同時に発表された寄付施策です。9月17日から2027年9月16日までの期間中に国内で販売されたKUMAMON ver1台につき5000円を、令和8年熊本地震の復旧・復興支援として熊本県へ寄付するとのこと。同地震は7月28日に発生したマグニチュード7.1、最大震度7を観測した地震で、熊本県内では平成28年熊本地震以来10年ぶりの震度7でした。

 ここで気になるのが、くまモンの利用許諾の仕組みです。熊本県はくまモンのイラストについて、原則「くまモン利用申請」による事前許諾を条件に無償で利用を認めていますが、今回の地震を受けて、募金活動やチャリティー活動用のポスターやチラシなどに限っては許諾不要の届出制に緩和する特例を出しています。

 ただしこの特例は「商品・グッズ(非売品含む)への利用は対象外、通常の利用許諾手続きが必要」と明記されており、KATAフレンズという商品であるKUMAMON verはこの特例の対象外。つまり通常ルートでの申請・審査・許諾を経て発売にこぎつけたことになります。

 仮に震災復興支援の名目で企画を立ち上げたとすれば、地震発生からわずか7週間も経たないレベルで、ロボット本体のデザイン変更、くまモンの正式な利用許諾、パッケージやアプリの作り込み、量産、そして寄付スキームの設計までこぎつけたことになり、動きの速さには驚かされます。

 もちろん、地震前から進んでいた企画に急遽震災支援の要素を組み込んだ可能性も考えられますが、いずれにしても、支援を打ち出すタイミングとしては相当タイトなスケジュールだったと言えそうです。

 発売を記念して、KATAフレンズ ノア/ニコ、KUMAMON verを対象に「みんなのお迎え応援キャンペーン」も実施中です。10月19日までに対象製品を購入しSwitchBotアプリに追加すると、くらしプラン「ライトプラン」3ヶ月分と「おでかけセット」(バケットハット+リュック)がもらえます。

 見た目の可愛らしさでは申し分ないKUMAMON verですが、AIパートナーロボットとしての目玉機能の多くが使えない点は、購入前によく確認しておきたいところ。くまモン目当てで揃えるコレクター向け、あるいは飾って愛でる用と割り切るなら良い選択肢と言えそうです。

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