3万円台でクリアに見れるプロジェクターが買える時代きちゃ!
TCLのポータブルプロジェクターを代理店より提供していただきました。レビューしていきます。
外観
まずは正面から。正面にはプロジェクターから投影されるレンズ、赤外線リモコンを受信する箇所があります。
側面は非常にシンプルなデザインになっています。
側面にはACケーブルを挿す箇所とシリアルナンバー等があります。電源ケーブルが下では挿しにくいのでは?と思いますが……。
……付属のACケーブルはきちんとL字になっています。また、前後どちらにでも配線できるので、レイアウトに応じて向きを変更できます。 なおバッテリーは非搭載なので、常時電源を供給する必要があります。
下部の台座部分にはカメラ用の三脚等で使う1/4インチネジが使用できるようになっています。
手元に余っていたライトスタンドに装着するとこんな感じです。セッティングも容易なので、必要なときにすぐ出すことができます。
内容物は本体とリモコン、ACケーブルと簡易説明書です。
リモコンは一般的なサイズで非常に扱いやすいです。
使用感
設定を行っていくのですが、言語を選んだ次に選ぶ地域または国の選択に日本の選択肢がありません。たまたまでしょうか。
これがホーム画面です。Google TVが搭載されているので、Google Cast等と操作は一緒です。非常に使いやすいUIです。ただ動作はお世辞にも快適とは言えないもったり感があります。3万円のデバイスと思えば妥当ですね。
そしてGoogle TV搭載しているので、様々なコンテンツをスマートフォンからキャストすることができます。YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなどをプロジェクター操作することなく、再生できます。
Playストアにもアクセスできるので、必要なアプリが追加することも簡単です。ただ、現状Google TV向けのアプリが非常に少ないので、選択肢はそれほど……という感じです。
一番短い距離を測ってみましたが、110cmほどでした。それほど短くはないので、狭い部屋では大画面感はあまりでません。
明るさを示す値は約230ルーメン。試しに一般的なシーリングライトをつけた状態と消した状態で同じカメラの設定で撮影しました。
まずはシーリングライトをつけた状態から。つけた状態ではやや視認が難しい状態です。お世辞にも快適とは言い難いです。
消した状態では非常に鮮明で見やすいです。発色も非常に良好で、解像度もしっかり1080pあるのでシャープに映ります。
プロジェクターといえばセッティングが面倒な印象ですが、本機は自動でフォーカスを調整するオートフォーカス、歪みを調整する自動台形補正、スクリーンのサイズを検出してスクリーンに適切に投影するスクリーンフィット機能、障害物を検知して避ける障害物回避機能など、プロジェクターの面倒なセッティングを自動で行ってくれます。
そして便利なのがプロジェクターが移動したり、動きを検知すると自動で再調整してくれます。本当に面倒な作業が不要です。
細かく自分で設定したいという人も安心です。きちんと手動でも微調整できるので、環境に応じて調整可能です。
HDMI入力があるので、Switch 2のようなゲーム機を接続すれば簡単に投影することができます。
友達や家族が集まったときに大画面でプレイすれば白熱すること間違いなしです。特にSwitch 2のマリオカートワールドはマルチでめちゃくちゃ盛り上がりそうですね。
スピーカーも内蔵しているのですが、音質はややこもったような印象です。こだわる人は別途スピーカーを用意したほうが良いです。
総評
お世辞にも動作は快適ではないものの、スマートフォンからキャストしたり、HDMI入力を使えばノープロブレム。また、面倒なセッティングもほとんど自動で行ってくれるので、非常に気軽に使いやすいのも良いところです。
プロジェクター気になっているけどどれを買えばいいのかわからない、初心者に良いのではないでしょうか。