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Pixel 5の「隙間(スキマ)問題」、Googleが調査を開始

 Forbesは、GoogleがPixel 5の所謂「スキマ問題」の調査を開始したと報じました。

 Pixel 5の本体から画面が浮き上がり、隙間が空いてしまうとの報告がGoogleのフォーラム上に寄せられ、同じ問題が生じているとの他のユーザーも相次いで投稿。現在、該当スレッドへの投稿数は260件を突破。Google以外にもXDA、Redditなど海外大手フォーラム上でも大きな話題となっています。

 特に本機が謳う防水防塵性能が意味をなさなくなるのではと、複数の海外メディアやフォーラムで多くの懸念が寄せられています。

 スクリーンのプラスチックがバイオレジン塗装のアルミニウムフレームから剥がれてしまうこの事象。わずかな隙間から接着剤が露呈するほど大きなものまで、様々です。

 SNS上の指摘によれば、従来の防水Pixelは、OLEDと筐体の間はアルミが1枚あるか、ない場合はポリカーボネートとOLEDの間をテープで接着。しかしPixel 5は初の構成として、アルミとOLEDをテープで繋いでおり、内圧もしくはアルミ側の油分によって経時で剥がれてくるのではとの推測がなされています。

 ForbesのSenior ContributorであるJay McGregor氏は、Googleが問題を調査しており、これには数日かかるかもしれないとのこと。Googleのフォーラム上にて、Googleがこの問題についての正式な見解を発表する可能性が高いものと見られます。

 他に報告されているPixel 5の事象として、ステレオスピーカーを搭載していると公称しているにも関わらず、音が左右に別れずステレオスピーカーの意味を成していないといったものがあります。これはPC Watchが報告しています。

 GoogleのPixel 5は、性能こそハイエンドではないものの、ラインナップ上では最も性能が高くて高価なフラッグシップ、つまりブランドの顔です。しかし今回、その顔となるべき機種において低い品質が露呈したことになります。

 Pixelシリーズは初代から基盤とマイクのハンダ付部分のヒビによる、内蔵マイク不良という製造上の問題が生じており、Googleがその欠陥に対して適切な対応を取らずに販売を継続したことによって、2018年に米国で損害賠償を求める消費者らによる集団訴訟が提起。2019年に和解し、Googleは725万ドルを支払っています。

 ここにきてPixel 5が再び品質問題を起こすことは、Pixelブランドの価値を大きく毀損する可能性があります。まずはGoogleによる調査結果の公表を待ちたいところです。

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