「ひらくPCバッグ」をレビューします。私が愛用してきたのはEvernote Marketバージョン。
重いパソコンを入れると、立てても倒れてしまう、床に倒すしかない、そんな鞄はイヤですよね。そこに共感できる人は、この鞄がおすすめです。
基本コンセプトは、二等辺三角形で屹立する移動書斎。ノートPCなどを入れていても倒れること無く、ペン立てのように立ってくれます。カフェでもデスクでも作業のし易い鞄です。
鞄を肩にひっかけたまま、カメラだけを出したい、なんて時があると思いますが、荷物が取り出しやすい構造なので、それも容易に可能です。
カバン内は、仕切り用のパーティションプレートで区切れます。
足りない場合、プレートのみでも購入できるので、買い足せます。マジックテープなので位置も自由自在。
14インチのThinkPad X1 CarbonやiPad Air 2、Galaxy Note Edge、ガラホ、DMC-LX100、モバイルバッテリー、文庫本二冊、十徳ナイフなどなど……、これだけ入る収納力はさすが。
SONYのヘッドホンMDR-1RBT Mk2とOPPOのアンプも入ります。
こちらは海外渡航直前に撮ったもの。カメラのレンズを持ち歩くにも最高です。何をどう入れるかはあなた次第。
前面のメッシュ状の収納スペースも面白いところ。電話の着信等も確認しやすいよ、というもの。
ただ、この収納スペースに機械を入れる以上、鞄の取り扱いには注意です。壁にぶつけた衝撃なのか、気づいたらお気に入りのLIBERIO 2が割れてしまっていました。
個人的にはこれだけの収納力があれば十分すぎると感じていますが、それでも足りないという人はカラビナを付けておくといいかもしれません。この鞄を喜ぶ人はガジェッターでしょうから、ガジェットをたくさん入れているはず。そこに水滴のつくペットボトルや、雨に濡れた折りたたみ傘を一緒に入れたくはないですよね?そこでカラビナを外側に付けておくだけで、イザという時に役立ちます。(缶・ペットボトル等、単体で装着できないものは、例えばコンビニで買ったとすれば、コンビニの紙袋で装着できますよね)
と、こんな感じでガジェッターには完全無欠の鞄のように思いますが、最大の欠点は持ち運び時のベストポジションでしょうか。この鞄を持ち運ぶ時は、斜め掛けしか選択肢はないでしょう。横長なので、体・腰にフィットしづらいため、ベストポジションを見出すのに苦労するのではないでしょうか。さらに取っ手がないので、鞄を肩に掛けたくない場合は、鞄を腕で抱え込むしかありません。しかも収納力が高い分、それだけ収納すれば重量もありますからね。
というわけで、トータルとして非常に良い製品ではあるものの、もう少し収納力が低くても構わないので、携帯性に優れた鞄が欲しかったところ。そこで登場した縦長の「ひらくPCバッグmini」は、個人的にはドツボです。
今後は収納力が欲しい人は「ひらくPCバッグ」、収納力を若干捨てて携帯性を重視したい人は「ひらくPCバッグmini」という住み分けになりそうですね。
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