Samsungの旗艦スマホシリーズであるGalaxy Sシリーズ。次期のGalaxy S23シリーズでは、ついにすべての地域で同一のSoCが採用されることになりそうです。
証券アナリストのMing Chi-Kuo氏が報告したところによると、Galaxy S23シリーズでは、すべての地域でSnapdragonチップを使用する計画があり、それによりQualcommの次期ハイエンドSoCのSM8550(Snapdragon 8 Gen2)は、ハイエンドAndroid市場においてさらに多くのシェアを獲得するとのこと。
(1/3)
1. Qualcomm will likely be the sole processor supplier for Samsung Galaxy S23 (vs. 70% shipment proportion for S22) thanks to the next flagship 5G chip SM8550 made by TSMC 4nm.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) July 8, 2022
Galaxy S22シリーズでは、日本やアメリカ版ではSnapdragon 8 Gen1を搭載していますが、それ以外のアジアやヨーロッパの多くではExynos 2200を採用。Exynos 2200に限らず、Exynosチップはユーザーから不評であり、以前にはExynosの使用をやめることを要求する署名が起こったほど。
また、評判の悪いExynosチップに代わり、iPhoneのA/Mチップのような自社開発かつ搭載するのも自社デバイスのみのSoCを開発していることも明らかになっています。Exynosは数が少ないながらもVivoなどの外部メーカーにも供給されており、Appleのような自由度の高い設計が行えませんでした。今回のGalaxy S23シリーズのSnapdragonチップのみの採用というのは、これに向けた布石となっていそうです。
噂:サムスン、Galaxy専用「独自SoC」搭載スマホを2025年にリリースか