かつて日本市場のAndroidタブレットで最も性能の高かった「Lenovo Tab P11 Pro」の後継機種とみられる「Tab P12 Pro」がGoogle Play Console上で発見されたようです。
Google Play Consoleのデバイスカタログに掲載されたことや、Xiaoxin Padといった中国本土での名称でないことからグローバル向けであり、ひいては日本での発売も存分に期待ができます。
mysmartpriceが伝えた内容によると、Lenovo Tab P12 Pro(Q706F)はSoCにSnapdragon 888を搭載、としています。
ただし信憑性が高いであろう同記事の画像では「Snapdragon 855」と表記されており、さらにそれも2018年末に発表されたオリジナルのSnapdragon 855(2.84GHz)ではなく、今年3月に発表されたクロックアップ版であるSnapdragon 860(2.96GHz)である可能性が高くなっています。
また、Android11が製品出荷時に搭載されており、メモリは8GB。ディスプレイは16:10のWQXGA(2560×1600)であり240dpi。筆者の計算ではおおよそ12.6インチで、これが本当であればGalaxy Tab S7+(12.4インチ)やiPad Pro(12.9インチ)の間に挟まるレベルの大画面となり、既存のTab P11 Proの11.5インチから大きくサイズアップすることになります。
今回の情報ではGoogle Playに関係のないスペック、例えばバッテリー容量やカメラ性能などは情報が得られませんが、参考までに在来モデルのP11 Proはバッテリーが8600mAh、カメラは1300万画素+500万画素超広角に加え、インカメラは800万画素×2という構成になっています。
また、P11 ProはSoCがSnapdragon 730G、メモリ/ストレージはそれぞれ6GB/128GBとなっており、P12 Proはかなりのスペックアップとなっていることが見て取れます。P12 Proは既存モデルよりグレード帯がワンランク上がるのか、それとも公開されていないスペックが抑えられているのか、続報が楽しみですね。
RealmeやXiaomi、Vivoなどスマホメーカー各社が矢継ぎ早にタブレットの発表を予告したり、国内でもLenovoのmicroHDMI入力を備えた変態タブレット「Yoga Tab 13」やHuaweiのSnapdragon 865を搭載した「MatePad 11」が投入されたりと、今年に入ってからAndroidタブレットの復活のきざしが見えるような流れになっています。スマホでも採用例がほとんどないSnapdragon 860を搭載しているタブレットとしても、Tab P12 Proには頑張ってもらいたいところです。