OPPOのサブブランドであるOnePlus。OnePlus独自のOxygenOSや老舗カメラメーカーのHasselbladとの提携など、母体のOPPOとは多くの差別化が施されていますが、そのアイデンティティの一つがだんだんと失われていくかもしれません。
今年最後のOnePlus 10シリーズ、となると噂される「OnePlus 10T」のレンダリング画像をリークしたYogesh Brar氏が述べたところによると、OnePlus製端末の大きな特徴だった「アラートスライダー」は、今後はフラッグシップスマホのみにしか搭載されない代わりに、OPPOのフラッグシップにも採用されるとのこと。
アラートスライダーはiPhoneの消音スイッチのような役割を果たす物理ボタンで、Android端末では非常に珍しい存在。
アラートスライダーを搭載しない動きは以前からみられており、OnePlusとしては最も安価な価格帯に位置しているOnePlus Nord 2 CEに始まり、realme GT Neo3と大部分が共通化されているOnePlus AceやOnePlus 10Rも非搭載。また同氏のリークしたOnePlus 10Tも備えていません。
OPPOは、経営の合理化を目的とした開発リソース削減のため、OnePlusとの統合の動きを強めており、名前とデザインを少し変えただけのスマホが両ブランドから登場していることもそれを裏付けています
OnePlusファンとしては残念な動きではありますが、肯定的な見方をすれば、日本にアラートスライダー搭載端末が登場する日もそのうちやってくるかもしれませんね。