Galaxy S23 Ultraには、3倍と10倍の望遠レンズが備わっており、10倍レンズによって最大100倍のズームを実現しています。これによってライブのステージから遠い席でもしっかり撮影できたり、AIで成形された月を撮影できたりするわけであり、Galaxy S Ultraモデルの明確な利点となっていたのですが、どうやら次期モデルではこれが搭載されないようです。
リーカーのIce Universe氏が伝えたところによれば、Galaxy S24 Ultraの望遠カメラは、3倍ズームの1000万画素カメラと、5倍ズームの5000万画素カメラという構成になるとのこと。
Telephoto solution of Samsung Galaxy S24 Ultra:
3x 10MP + 5x 50MP 1/2.52″ 0.7μm
The hardware specifications are weaker than Xiaomi 13 Ultra, which is 50MP 1/2.52″ 0.7μm for both 3x and 5x.
I know it’s hard for you to accept,me too, but it’s the truth.😑
You can place an iPhone15…— ICE UNIVERSE (@UniverseIce) September 19, 2023
単純に光学10倍レンズだったものが5倍になってしまい、スペックダウンとも受け取られかねません。しかし5倍レンズ採用によって解像度やセンサーサイズの向上が実現することや、解像度の向上によってクロップして10倍相当に近づけることが実用的になること、また単純に5倍レンズとしても利用できるといったメリットもあり、一概に改悪と断じることはできません。
Galaxy S24 Ultraは、これまでよりも製造コストが高くなることがうわさされています。これはSnapdragon 8 Gen3の製品単価が高すぎることや、最低メモリ容量が16GBへ倍化すること、チタンフレームを採用することなどが理由とされています。iPhone 15シリーズがアメリカでの販売価格を維持した以上、Galaxy S24 Ultraもそれに追随して価格維持に努めなければならなかったのでしょう。
また、賛否両論激しいエッジディスプレイの採用を取りやめ、ついにフラットディスプレイを搭載するとのうわさもあり、これもコストカットに寄与しているのかもしれません。今後の動向を注視したいところです。