Appleは、開発者会議WWDC19を開催。以下、注目ポイントをさらりとまとめてみました。
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WWDC19注目ポイント
iTunes廃止がやってきた。最新のmacOS カタリナ
iTunes葬式会場が見れるのかな?Mac OS X発表時にジョブズがOS9葬儀をやって皆の度肝を抜いてましたね https://t.co/dYoOJYXIJB #WWDC19
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
「macOS Catalina 10.15」にてiTunesが廃止。機能は分割、「Music」「Podcasts」「TV」が引き継ぎます。iPhoneの同期管理はFinderで可能に。
Side Car機能に対応、iPadをMacのサブディスプレイにしたり、ペンタブにしたり。
iPadを無線接続しセカンドディスプレイに。色々捗る。Apple Pencilでイラスト描くのも良さそう~ #WWDC19 pic.twitter.com/0PE9vETF8S
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
Apple Arcade 箱コン対応
ゲーム機のコントローラーとして非常に評価の高いMicrosoftのゲームコントローラー「箱コン」に、Appleのゲーム定額サービスApple Arcadeが対応表明。
Apple Arcade、箱コンとデュアルショック対応マジか! #WWDC19 pic.twitter.com/PZWH5GslHE
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
watchOS 6、単独でアプリ利用可能に
最新のwatchOS 6では、電卓・ボイスメモ・聴力警告機能(耳に有害な高デシベルを検知)・生理周期機能など利用可能に。独立アプリ対応。
iPhone不要、watchOS単独で動作する独立アプリAPI提供。オーディオストリーミングも。(LTE版でSpotifyストリーミングとかできそうね。)iPhoneいらずでwatchOSアプリストア #WWDC19 pic.twitter.com/CNFMtNNuZu
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
iOS 13の新機能
- Face ID解錠速度30%向上
- アップデートファイルサイズ6割に削減。アプリ起動速度2倍
- 有機ELディスプレイをいたわる、「ダークモード」に対応
- 共有画面に連絡先サジェストがついてAndroidっぽくなった
- Apple Mapでストリートビュー風の3D街中を気持ちよく駆け抜けられる
- 位置情報を厳重管理可能に
- ログインにメアドを要求するアプリやWebサービスに対し、捨てメアドを発行可能に
- 動画の回転や色調変更が可能に
- AirPodsでオーディオシェア
iOS 13はiPhone 6sとiPhone SEをサポート。一方でiPhone 6と5sを切り捨て #WWDC19
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
iPad向けiOSが「iPadOS」に
- 「iPad for iOS」ではなく「iPadOS」にリネーム
- 新たなホームスクリーンがリニューアル、右フリックでウィジェット表示
- 小窓表示アプリの切り替えがスムーズになり、マルチタスキングが快適に
- Split View画面分割にて、1つのアプリを2つ並べることが可能に
- USBやSDカードを認識可能に
- Safariはモバイルサイトではなくデスクトップサイトをデフォルト表示に(そりゃ当然ですよね、すまほんはiPadで既にデスクトップ表示してますよ)
- Download Managerに対応、ダウンロードを一元管理
- フォントインストールが可能に
- Apple Pencilは応答9msに
見た目が昔に回帰した超弩級最強スペックのMac Pro+XDRディスプレイ
みんな待ってた、ダサいゴミ箱ではない真のMac Pro。 #WWDC19 pic.twitter.com/hOVzOuZSNM
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
スペックはIntel Xeon 28コア、実行1.5TBメモリ、Radeon Pro Vega IIなど超弩級最強スペック構成を選択可能に。8K動画なら3本、4K動画なら12本同時再生できる異次元の超高性能っぷり。音楽編集も100人編成オーケストラ、1000トラック使用可能、動画編集なら8K動画編集で一切カクつかない。そして電子レンジかよと言わざるを得ない消費電力1400W、車輪まで使用可。
別売りの32インチ6K液晶モニター「Pro Display XDR」は、ソニーのマスターモニター対抗を意識したAppleの意欲作。デザインもMac Proと統一。
ゴミ箱デザインをやめて昔のデザインに回帰したおかげで、かっこよくなったのですが、金属筐体と独特の穴から、国内外で「おろし金っぽくね?」と早速イジられまくっていて面白いですね。
So, the previous Mac Pro was a “Trash Can”
Now, we get a grater. pic.twitter.com/KWBKYxwDCY
— Ben Geskin (@BenGeskin) 2019年6月3日
アプリ開発に革命
Project CatalystでiOS、iPadOS、macOSのプラットフォームの垣根を超える。Xcodeでビルド。iOSアプリをmacOSに最適なUIで動作。 #WWDC19 pic.twitter.com/j2LuAJCEPY
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
iOSアプリ開発、Swiftは好評だがUIKitが難だったが、新たに登場したSwiftUIはビジュアルベースで短いコードでUI作成。iOSアプリ開発の敷居がとっても下がりました。ダークモード対応も自動でやってくれる。 #WWDC19 pic.twitter.com/DGCVcq33fN
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
ARKit 3は人間を認識。ポーズをARモデルに追従させたり、人間をそのままAR対応ゲームの中に高精度で表示したり。 pic.twitter.com/2wfl3YDl3F
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日
総評
信者向けに陥りがちなApple製品。Apple以外もしっかり見ている層がApple製品も使うと「ゴミ箱Mac Proやめろ」「Apple Watchをもっと単独で使いたい」「iPadをもっとPC的に使いたい」などとケチを付けたいことがたくさん出てくるのですが、見事に対応してきたのが良いですね。ゴミ箱より昔のタワー型の方がデザインも優れ内部アクセス容易で良かったというのはAppleユーザーの声でもあったので、悲願でしょう。
Project Catalystは不足するmacOS向けアプリの拡充、SwiftUIはiOS開発の障壁だったUIKitを過去のものにして開発を容易に、といったところ。特にSwiftUIは開発者から評価の高い点です。
一般ユーザーも開発者も最後まで楽しめる開発者会議だったのではないでしょうか。
WWDC19
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年6月3日