中国のスマホメーカーであるMeizuの次期スマートフォンシリーズである「Meizu 21」のスペックに関するうわさが浮上しました。Meizuは中国自動車メーカーのGeely(吉利)に買収されており、これまで以上に車載システムとの連携機能が進化するとみられています。
GSMArenaによれば、Weibo上で活動を行う数码闲聊站氏が「Meizu 21はSnapdragon 8 Gen3を採用し、RGBリングLEDを搭載する」と伝えていたとのこと。また現行のMeizu 20シリーズは今年3月に発表されており、Meizu 21も来年の同じころに発表されるであろうとしています。ただし当該投稿は削除されている模様。
MeizuはGeelyに買収されて以降、車載システムの「Flyme Auto」の開発に注力。このシステムはAndroid AutoやApple CarPlayに類似する、スマートフォンとナビを連携して動作させるものとなっていますが、注目すべきは車内エンターテイメントの重視と連携力の高さ。スマホの画面をナビにキャストすることはもちろん、スマホ本体をゲームコントローラーとして特定のゲームをプレイすることや、インターネット接続を必要としない「Aicy」と呼ばれる音声アシスタントを備えています。
Flyme Autoは、スウェーデンのPolestarが中国国内向けに販売する電気自動車で対応することが発表されています。ただしこれはあくまでも中国で制限されるGoogleの代替に過ぎず、中国国外ではAndroid Autoが利用できるとのこと。
Meizu 20シリーズにはAirTagなどに用いられる「UWB」が搭載されており、スマートフォンが車のカギの代わりを果たします。自動車メーカーに買収されたことにより自動車関連のソフトウェア開発に注力しているMeizuですが、Meizu 21シリーズではどのような機能が出るのか楽しみなところです。