Mode1の幻の試作機が、短文投稿SNS「X(旧Twitter)」上で公開されました。
本機を公開したのは、Mode1シリーズを開発する携帯ショップピーアップの梅澤俊之氏。
これはMode1開発過程でボツになった4インチモデルだそう。高さではなく、幅を確保しているようです。
奥にあるのが縦方向に長く5インチのMode1 GRIPです。
◯◯インチというのは、対角線、情報表示量を示すので、4インチと5インチの近い数字でも、比率が異なるだけでこんなに違うというわけですね。4:3の5インチ画面を搭載したLGのスマホ「Optimus Vu」を思い出しました。
当該試作機は、Mode1 GRIPと同時期に企画していたため、スペックはMode1 GRIPと同程度だったそう。
なお、変則的なサイズゆえに部品選定に苦労。720p以上の解像度がない画面だとGoogle認証が受けられないので除外しなければならなかったり、ちょうどいいサイズの電池が少なく容量が確保できないため1日持たない電池持ちだったりと、この試作機は没になってしまったそうです。
負極材料を黒鉛から変更したシリコンカーボン電池や全固体電池など、バッテリー関連の新技術が話題ですが、そうした新技術によっては、また開発に挑戦したいと梅澤氏は意気込みを見せており、ピーアップの今後の新機種にも注目したいところです。
Mode1開発過程でボツになった4インチ!電池容量が確保できず、1日持たない致命傷でした。固形リチウムが実用化されたら作りたいなぁ pic.twitter.com/iFrHLoYDde
— 梅澤俊之 (@Toshiyuki_ume) January 16, 2025