Appleの次期XRヘッドセット、通称Vision Pro 2が量産体制に入ったとする情報が出回りました。GSMArenaが伝えています。
情報源のIT之家がサプライチェーンの情報網より入手した情報によれば、Vision Proの後継機種が量産体制に入り、今年中の発売が見込まれているとのこと。ディスプレイパネル、筐体、回路基板など主要コンポーネントの生産がすでに開始されており、年内の製品発表に向けて準備が進められているようです。
なおこの情報は、Appleに特に強い著名アナリストのMurk Garman氏が1月に示した「今年にVision Pro後継機は出ない」とする予測と食い違っています。同氏は当時、次世代モデルは2026年まで登場しないとの見解を示していました。
Apple Vision Proは鳴り物入りでXRヘッドセットとしては飛びぬけて高い価格で登場しましたが、あまりに高い価格で当然というべきか販売は低迷。昨年下半期には、販売低迷のためか現行型Vision Proの製造を年末で打ち切るという話も出ていました。
現時点での情報を総合すると、この25年内に登場するVision Proは搭載するSoCを現行のM2からM5へ刷新する以外に、目立ったアップデートは無いとのこと。他人から装着者の目が見えるEyeSightといった贅沢機能を省いた廉価モデルが期待されていただけに、後継モデルが登場しても肩透かしを食らいそうな予感がします。今後の動向に注視しておきたいところです。