韓国メディアETNewsは、業界筋から寄せられたリークをもとに、SAMSUNGが開発中の端末について報じました。それによれば、折り畳むと4インチ台のスマートフォン、開くと8〜9インチ台のタブレットになる、かなり変わり種のデバイスであるようです。
ガラスの代わりにポリイミド素材を用いることで180度まで折り曲がる、フレキシブル有機ELディスプレイを採用することで、3枚連結のような構造をした変形タブレットとなっています。特許も取得済みのようです。
このような折りたたみ式の端末といえば、タブレットならSONYのTablet P、スマートフォンなら京セラのEchoやNECのMEDIAS W N-05Eが思い浮かびます。当のSAMSUNGは2010年、2013年に折りたたみのスマートフォンを展示していますが、製品化にまでは至っていませんでした。これらはあくまで2枚折り畳みですが、「変態機種」として名高い機種です。それを超える3枚折り畳みとなれば期待せざるを得ません。
当初SAMSUNGのディスプレイ部門が開発していたこの端末は、無線事業部先行開発チームに最近移管され、GALAXY Sシリーズの誕生の立役者となった常務級役員が現在プロジェクトを主導しているとのこと。4インチ台の小型形状で持ち運べることから、女性向けにも訴求できる端末と考えられている模様。製品化は来年初め頃と伝えられており、楽しみなところです。