つい先日、OS X Yosemite 10.10.3のベータ版が開発者向けにリリースされました。このベータ版には新しいアプリ「Photos」が搭載されているようです。このアプリはMacの代表的写真管理アプリiPhotoや、RAW現像アプリApertureの後継といわれるもの。
Yosemite発表時からすでに登場が予告されていました。すでにUS版公式サイトではプレビューサイトも公開されています。
ルックスや使い勝手はiOSの「写真」アプリそのもの
公式サイトやデベロッパからリークされているハンズオン動画を見る限り、ルックスや使い勝手は「写真」アプリそのもの。トラックパッドでのマルチタッチをフルに生かした、使い心地の良いアプリに仕上がっていそうです。
レタッチやRAW現像をはじめ、特定の条件別でフィルターをかける「スマートアルバム」などiPhotoやApertureにあった機能が非常にシンプルにまとまっています。
さらに、すでにiOS8にはbeta機能として搭載されている「iCloudフォトライブラリ」サービスを通してiOSの”写真”アプリとライブラリを完全同期することができます。iCloudで無料で割り当てられている5GBの範囲内であれば無料で、それ以上は20GB/100円から追加購入することができます。安くなりましたね。
iPhoneで沢山写真を撮る人に特にオススメしたい
使い心地の良いインタフェース、触りやすいレタッチ機能など、iPhoneで撮った写真をしっかり整理したい人、ワンランク上に仕上げたい人にオススメのアプリです。TwitterやFlickerなどへの共有メニューも自然にまとまっていますし、写真を撮ったあとの「同期する・管理する・編集する・共有する」という一連の操作を、特に迷うことなく快適に行うことができそうです。
ただ、高機能なApertureでRAW現像を楽しんでいた人にとっては、少々物足りないかもしれません。調整項目は少なくなり、インターフェース簡略化による細かいツールパネルの消滅など、なかなか辛いものがあります。その辺のアレコレについては僕の個人ブログで書いているので、気になる方はあわせてどうぞ。