NTT docomoのタブレット端末「d-tab d-01G」が発表されました。dtabの名前を冠する端末としては2機種目。dビデオやdヒッツ、dマガジンを使いやすいタブレット端末という位置付け。2月26日より販売されています。
プレスリリースではいつも通り、さもドコモが開発したかのような物言いがなされていますが、製造メーカーは中国Huaweiで、昨年の機種であるMediaPad M1 8.0がベース。Y! mobileからは403HWとして販売されており、特に目新しくありません。5.7mmの狭額縁設計で、8インチという片手で持てるサイズのタブレット端末。本体はアルミ筐体。前面にはステレオスピーカーを採用します。
前回のdtabはWi-Fi専用モデルでしたが、今回のd-01Gは単独でのLTE通信が可能であり、NTT docomoの通信契約が前提となるのが異なるところ。ドコモ光もあることですし、屋内利用がメインの人にはむしろ手を出しづらくなったような。ただシェアパックの容量が余っていて、屋外用のタブレットが欲しい人にはアリかもしれません。端末価格が3万2400円というのは、403HWより8千円も高いのですが、これに対して月々サポートの額が4万6656円なので、2年使うなら「実質0円」以下の価格。
NTT docomoのタブレットのラインナップはさほど充実はしておらず、高機能・高額な機種に偏重しがち。しかも国際版が当時6万円で買えていたXperia Z2 Tabletを、9万2880円で売っていたようなキャリアです。全体的に高い機種ばかりのドコモのタブレットのラインナップに欠けていた「安く手に入る(LTE内蔵の)タブレット」を埋める意味では、dtab d-01Gの意義はあると言えるでしょう。防水防塵でもなければVoLTEにも対応せず、解像度も低いですが、ドコモのタブレットが欲しいが、とにかく安いのがいいという人には、うってつけです。
スペックは、8インチTFT WXGA(1280×800)ディスプレイ、Hisilicon Kirin 910/1.6GHz クアッドコア、実行用1GB、ストレージ8GB、背面500万画素/前面100万画素カメラ、バッテリー容量4650mAhとなります。OSはAndroid 4.4 KitKat。SIMカードサイズはmicroSIM(miniUIM)、microSDカードスロットあり。重量は340g、厚みは7.9mmとなっています。