Sonyは新型BRAVIAを発表しました。CES2015で発表されていたものの日本市場向けモデルとなります。
新たなデザインコンセプト「Floating Style」を採用。最薄部は4.9mmと、世界最薄の4KテレビとしてCESで注目を集めましたが、薄型モデルX9000 /
X9100は投入されないみたいですね。
X9400C / X9300C / X8500C (4K)
まずAndroid TV採用・X1プロセッサー・4Kチューナーを搭載したのがX9400C・X9300C・X8500Cです。発売日は6月20日、予約開始日は5月29日。
75インチの「KJ-75X9400C」は100万円前後、65インチの「KJ-55X9300C」は60万円前後、55インチの「KJ-55X9300C」は42万円前後。北米市場向けと比べるとやや高め。「KJ-65X8500C」が50万円前後、「KJ-55X8500C」が32万円前後。49インチの「KJ-49X8500C」が26万円前後、「KJ-43X8500C」が21万円前後。
これらはGoogleのテレビ向け汎用プラットフォーム「Android TV(5.0 Lollipop)」をOSに採用。これによりネイティブにGoogle Castをサポートするほか、Google Play上の映画やゲームも簡単に楽しめます。NETFLIX、Amazon Prime、Video Unlimited 4Kなど、各種VODサービスとの親和性も向上しています。YouTube 4Kも視聴可能。
プロセッサーは新しい「4K Processor X1」を搭載。Sonyのデータベース型超解像技術により、デジタル放送からネット動画まで、あらゆる映像を分析、4K相当の画質にアップコンバートします。
また、4Kチューナーを内蔵。「スカパー!」の4K放送が単体で受信可能となります。4K放送は規格がまだ完全には決定しておらず、各社はほとんど4Kチューナーを内蔵していません。4Kチューナーを内蔵したテレビとして、東芝のREGZA Z10Xに続き、SonyのBRAVIAは二番乗りとなります。
液晶方式の弱点でもあるLEDバックライトですが、X9400C / X9300Cでは発光をエリアごとに制御、映像の暗い部分の電流を明るい部分に集中することで、黒色の再現性を向上します。特にX9400シリーズは直下型LED部分駆動を採用しており、この点が際立っています。
X9400C / X9300Cはハイレゾ音源の再生およびハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」を搭載。さらにサブウーファーに「磁性流体スピーカー」を採用。音響面も特徴となっています。
標準モデルとしては充実しているX8500Cですが、両端の大型フロントスピーカーとHDRを備えないなど、細かい部分で上位モデルに劣ります。
W870C / W700C (Full HD)
このほか、Full HDモデルも発売されます。Android TVを搭載するもX1非搭載の「W870Cシリーズ」は50インチ(20万円前後)、43インチ(15万円前後)が投入。いずれも非搭載の廉価モデル「W700Cシリーズ」は48インチ(12万5千円前後)、40インチ(8万5千円前後)、32インチ(7万5千円前後)が投入されます。