SamsungやMicrosoft、Huaweiなど多くのメーカーが水面下で開発を進める、画面を折り畳んで持ち運べる端末。2019年はこのカテゴリーの製品が多数登場する見通しです。
先駆けてZTEはAXON Mを投入。液晶ディスプレイを2枚つけたスタイルですが、Samsungは同様の端末を試作するも製品投入していませんでした。
Microsoftもこうした端末に取り組んでいると伝えられていますが、これとは別に、スマートフォンの第2画面を拡張できる、カバーのプロトタイプを開発していたことがわかりました。シンガポールのUbicomp 2018で研究成果として明かされました。
Lumi 640に装着可能。ディスプレイは電子ペーパーとなっています。ちょうど2画面スマホみたいなスタイルになってますね。2画面目に様々な情報を表示したり、ソフトウェアキーボードを表示するなど、面白い使い方が想定されているようです。
Surface LaptopのようなAlcantaraカバー、そして5つのボタンを搭載。そのうち1つのボタンはスクリーンショットに割り当てられています。スマートフォンのバッテリーによって駆動されるものの、Bluetooth経由でデータ送受信を行っているようです。
このまま出てきても良さそうな印象ですが、皆さんご存知の通り、Windows Phoneは既に終焉しており、Lumia 640も3年前に発売された旧式端末であり、これらはあくまで試作研究のもの。実際の製品としてそのまま出てくるわけではありません。しかしこの成果を活かした何らかの新製品が出てくる可能性はありそうです。
MicrosoftはAndromedaと呼ばれる折り畳みSurfaceを開発中であると噂されており、期待したいところです。