KDDIのネット申し込み専用新料金プラン「povo on au」を契約しました。
筆者はいくつかのMVNOに加えて、MNOの4社大容量プランを全て契約しており、今回、au回線からpovoへの切り替えとなります。
3社のネット専プランは政治的背景から導入されたことは否めず、各社その位置付けについては料金プランともサブブランドともどちらとも言いにくい、やや玉虫色の感があります。
povoはあくまで料金プランに近いためか、auからの切り替えの場合、auの物理SIMカードを挿したまま切り替えが可能。iPhoneにauのSIMを挿したまま、切り替えて続きを行うと、わずか3分程度の圏外を経て、povoとして電波を掴み、普通に使えました。
しかもAPN設定も、au本家と同じ。povoは実態としてもかなり料金プランと言っていいでしょう。
4GLTE
[ 名前 ]povo
[ パスワード ]KpyrR6BP
[ APN名 ]uno.au-net.ne.jp
[ 認証タイプ ]CHAP
[ ユーザー名 ]685840734641020@uno.au-net.ne.jp
5G
[ 名前 ]povo
[ パスワード ]au
[ APN名 ]uad5gn.au-net.ne.jp
[ 認証タイプ ]CHAP
[ ユーザー名 ]au@uad5gn.au-net.ne.jp
これがUQ mobileに切り替える場合だったらどうでしょうか。あくまでサブブランドであるため、SIMカードも別になります。APNも別。乗り換えの手間が結構あるんですよね。「auからUQ mobileに切り替えたかったけどなんかめんどくさそう」と思っていた人を、povoはうまくキャッチアップしてくれそうです。
この簡単さにおいては、他社のネット専プランに対しても秀でています。SoftBankのLINEMOでは、こうはいきません。たとえSoftBankからLINEMOへの切り替えであっても、SIMカードの交換が必要だからです。SIMだけでなくAPNも別。しかもpovoではau端末のSIMロック解除は不要で使用可能なのに、LINEMOでSoftBank端末を使うにはSIMロック解除が必要という差も。おそらくSoftBankのSIMカード細分化問題やサブブランド寄りの位置付けが要因となっていそうです。
「物理SIMからの切り替えには2日間かかるらしい、なら時間のかからないeSIMとかいうやつを選んでみるか……」と思った人が多いからこそ、LINEMOでは詳しくない一般ユーザーがeSIMに殺到してしまい、混乱につながってしまったのでしょう。
ところがpovoにはそれほど大きな混乱は見られません。SIMカードやAPNをそのまま、かんたんにpovoに切り替えられるからなのかもしれませんね。あっけないぐらいサクッと切り替えできました。アンテナピクトはpovoではなくau表示。
povoの最大の魅力が、柔軟に付けられる「トッピング」。よく使う日には「データ使い放題24時間(1回200円)」を付けておくと、通信容量を節約できるので、PCで使うにもいいかもしれないと思っています。このため、あえてeSIMではなく物理SIMにしました。
今のところ、速度的にはauメインブランドとそれほど大きな差はありません。十分使えそうな印象です。
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