Lenovoがタブレットを格納できる機構を持ったノートパソコンの特許を出願していたことがわかりました。91Mobilesが伝えました。
それによると、91Mobilesは世界知的所有権機関(WIPO)からこの特許を発見。コンセプトとしては、ディスプレイの裏側にタブレットを収納できるスペースが用意されており、引き出すことでタブレットとして使用できるというものだそうです。タブレットはスタイラスペンに対応し、スタンドアロンで動作するようです。
天板側の画像ではタブレットが格納されていながら時刻やバッテリーが表示されているため、タブレットをスライドインできるくぼみがあるとみられます。憶測の域を超えませんが、タブレットに給電するためのワイヤレス充電に対応していそうです。
さらにデバイスはキーボードとディスプレイ間のヒンジが360度近く回転できるいわゆるコンバーチブル型PCであるとのこと。とにかくユニークな機能をこれでもかと詰め込んだPCとなっていますが、ヒンジの強度が気になります。
当然ながら特許が申請されたからといってその特許を用いた製品が出るとは限りませんが、LenovoやThinkPadは目を引く機構が搭載されたデバイスを多く販売しており、現在販売されているものだけでも、世界初のフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」やAndroidタブレットで入力用MicroHDMIポートを備える「Yoga Tab 13」、先日のCESにて発表された21:10の縦長画面と8インチのタッチパネルを搭載する「ThinkBook Plus Gen 3」など。
過去に販売されていたものでは天板に電子ペーパーを備える「ThinkBook Plus Gen 1/Gen 2」や、物理キーボードを備えない「YOGA BOOK」、IBM時代ですが天板を開けるとキーボードが動く「Thinkpad 701」など、変態機種を挙げれば枚挙にいとまがありません。
実用性はともかく、こういうロマン溢れるデバイスを多く輩出するLenovoには率直に言ってかなり期待できそうです。