深センGPD Technologyは3月26日、Android搭載新作ゲーム機「GPD XP Plus」の情報をTwitterにて公開しました。海外サイトのNotebookcheckが伝えています。
本モデルは、2021年8月に海外で発表されたアンドロイド搭載ゲーム機「GPD XP」の後継機種です。
SoCは当初QualcommのSnapdragon G3x Gen 1が搭載される予定でしたが、価格等の理由からGPDの方向性に合わないと判断し、MediaTekのDimensity 1200に変更したとのこと。
実行メモリはLPDDR4x 4266MHzに、内部ストレージはUFS3.1にそれぞれアップグレードしています。いずれも容量は不明ですが、より高速かつ省エネルギーになるように改良されていることは間違いなさそう。
その他、現時点で公式が発表している先代からの変更点は、以下の通りです。
- 充電速度がより高速化(最大20W→65Wに向上)
- USB Type-CがDisplay Port 1.2に対応
- Wi-Fi 6に対応
外部出力が可能になったことでスマホゲームを大画面でプレイしたいときに活躍しそうです。Notebookcheckによると最高で4Kコンテンツをリフレッシュレート60Hzで出力可能とのこと。
先代から引き継ぐ点としては、本体右側のコントローラーがモジュールカセット式になっていることです。公開された画像を見るに、先代と同じ3種類のコントローラーが用意されている模様。プレイするゲームに応じて付け替えが可能です。
今回のGPD公式の発表では、価格や発売日、先代からの変更点の全貌などはまだ明らかになっていません。
先代GPD XPは、ミッドレンジ級SoCのHelio G95でありながら、独自の大型ファン・純銅ヒートシンクの採用で、重めのゲームでもそれなりにプレイできていました。GPD XP PlusはDimensity 1200にパワーアップすることで、ゲーミング機としてさらに快適なプレイが可能になることを期待したいところです。続報を待ちましょう。