POCOは、インドにて「POCO X6 Neo」を発表しました。POCOブランドでド真ん中あたりに位置する性能と価格です。
POCO X6 Neo 5Gは中国版の「Redmi Note 13」と主要諸元がほぼ共通な機種。しかしグローバル市場にて販売されている「Redmi Note 13 4G」や「Redmi Note 13 5G」とは性能が異なります。
ここは前々からXiaomi/Redmi/POCOのややこしいところで、例えば「中国版Redmi Note 10 Proは67W充電で処理性能もいいのに国際版Redmi Note 10 Proはスナドラ732Gで33W」といった、中身や寸法がまるきり異なることもあり、非常に面倒です。
POCO X6 Neoが搭載するSoCはDimensity 6080。Dimensity 810のリネーム品で、さほど高い性能は期待できません。高い性能を求めたい場合は、AnTuTuベンチマークスコア130万点越えの「POCO X6 Pro」を選ぶとよいでしょう。メモリは8GBおよび12GB、ストレージは128/256GBから選択できます。
ディスプレイはフルHD+(2400×1080)の有機ELで、リフレッシュレートは120Hz。画面サイズは6.67インチと、この手のスマートフォンとしてはよく見るサイズ。
カメラ構成は品質にあまり期待の持てないスタイルで、1億800万画素のメインに200万画素の深度センサーというもので、実質単眼のカメラのみとなっています。「108MP Pro-grade Main Camera」と紹介されていますが、正直解像度を落としてそのコストで超広角を載せたほうが実用的でしょう。
バッテリーは5000mAh、33Wの急速充電に対応。便利な画面側面の指紋認証を備えます。Wi-Fiは最新世代、といってもかなり月日が経っているWi-Fi 6や6Eには非対応で、802.11acあらためWi-Fi5止まり。一方でBluetoothは5.3にまで対応しており、Bluetooth LEにも対応。
Xiaomiの最新機種のプリインストールOSといえばXiaomi HyperOSですが、なぜかこのPOCO X6 Neoは1世代古いMIUI 14(Android 13ベース)を採用。ベース機種の発売タイミングが昨年9月とまだ早かったからかもしれません。
本体の厚みは7.69mmと、これまでのPOCO製品で最も薄いことをアピールしています。しかし7.69mmというのはそう薄い部類でもなく、iPhone 15より若干薄い程度。薄型軽量で有名だった「Mi 11 Lite 5G」は6.81mm。POCO製品は処理性能のコスパ追求モデルが多いからこそ、7.69mmでブランド内最薄を実現したのでしょうか。
本体カラーはゴールドとブラック、ブルーの3色。現在の価格は1万5999ルピー、日本円にしておよそ2万8000円ほど。すでにインドの著名なECサイトであるFlipkartにて販売中。
OS | MIUI 14(Android 13ベース) |
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SoC | Dimensity 6080 |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 128/256GB |
画面 | 6.67型 (2400×1080) |
カメラ | 1億800万画素+200万画素深度測定 |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 5000mAh、33W |
寸法 | 161.11×74.95×7.69mm,175g |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック |