「びびび」こと『ビーナスイレブン びびっど!」をご存じでしょうか? サッカーゲームですがアクション要素の無いシミュレーションゲームで、アクションが苦手な方でも楽しめるゲームです。サッカーゲームではよく見かけられるクラブ経営、試合、設備拡大、選手育成、獲得……いった要素がバランス良く盛り込まれています。そして一番のポイントは少しぶっ飛んだ女子サッカーということです。
キャプつば式のプレイスタイル
試合シーンのプレイ感はかなり以前にファミコンで発売された「キャプテン翼」に似ています。数十年前のゲームですが……ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
フィールドを俯瞰した画面で各キャラの位置を見ながらドリブル進行方向を決定して相手チームのキャラとエンカウントするとコマンド入力でドリブル突破、パス、といった選択肢をチョイス、うまくいけば相手を個人技で抜けたりパスが通ったりしますが、ボールを取られたりパスをインターセプトされたりしちゃいます。
相手選手と遭遇してもアクション要素がないので難しいテクニックも不要です。キャラクターによっては得意技が発動することが出来たりするのもキャプつば的です。相手の名前が「もぶこ」といかにもモブキャラなのが笑えます。
リアルな戦略的サッカーゲームっぽいのに、ゴールネットを突き破る演出もあったり、こちらもいかにもキャプつばです。
「ツンデレドライブ」というネーミング……ネットを突き破るシュート……なでしこジャパンも真っ青です。
難点は、少し読み込み回数が多めに感じること、チーム運営、選手育成、スカウト……とすることが多すぎて、初めてプレイするには少し煩雑に感じることでしょうか。しかしサッカーが好きなユーザーがプレイするにはそれほど大きなマイナスにはならなさそうです。あと可愛い女の子や声優さんが好きな僕みたいなユーザーは、マイナス要素は吹っ飛んじゃいますね。
もちろん、課金要素も、あるんだよ…
最近のソシャゲを語るうえで欠かせない課金要素。もちろんびびびにもあります。「ビーナスハート」というゲーム内の通貨的なものを購入するのですが最小単位が120個で120円、最高額は14,000個で9,800円という豪華さです。
ここで課金料金表とサービスされるビーナスハートの量、1個あたりの料金を見てみましょう。
個数 | 価格 | 石1個の単価 |
---|---|---|
120個 | 120円 | 1個あたり1円 |
500個 | 480円 | 1個あたり0.96円 |
1,050個 | 960円 | 1個当たり0.91円 |
1,600個 | 1400円 | 1個あたり0.87円 |
3,700個 | 3000円 | 1個あたり0.81円 |
6,700個 | 5000円 | 1個あたり0.74円 |
14,000個 | 9800円 | 1個あたり0.7円 |
ガチャにあたる「びびっどスカウト」で、10連ガチャを行うためには「ビーナスハート」が4,000個必要です。しかし、4,000個を購入するには、3,700個(3,000円)か6,700個(5,000円)しかありません。丁度4000個を購入できません。3,700個と120個3セットを購入して3,360円で4,020個にするのが最低限で10連を引けるラインです。
大体10連(もしくは11連)の価格としては他のソシャゲと変わらない平均的な価格になっていますね。
美少女フットボーラーたち
ここで比較的初期に見ることができる選手を見てみましょう。いきなりツインテール、メガネ、飴……と実際のサッカーではほぼ見ることの出来ないルックスのプレイヤーたちです。
左上のアリスは釘宮理恵さんが担当されています。そのうえ釘宮さんの十八番のツンデレキャラです。更にこのアリスの必殺シュートが先述の「ツンデレドライブ」になっています。試合中にツインテとか引っ張られたりしそう、とかいう細かい?ツッコミどころはありますがここはゲーム、あまり考えずに楽しみたいですね。
他にも激しいプレーでメガネ割れそう、とか、試合中にペロペロキャンディーとかいいのか?とかもありますが、そういうハチャメチャなところがある意味「キャプつば」的と言えるかも知れません。
声優さんの声で「キモい、最低!」と言われて喜びを感じる方なら堪らないシーンです。それにしてもツンデレキャラを演じさせて釘宮さんの右に出る声優さんを僕は知りません。灼眼のシャナ、アイドルマスター、緋弾のアリアでの釘宮さんのツンデレキャラが好きな僕にとっても最高のご褒美シーンです。これだけ見るとサッカーのゲームに見えません。いいんです!それがびびびなんです!
他にもペロペロキャンディーを持った無気力な元ニートキーパー、小森まどかの「最強の勝ち組パンチ」(パンチングの効果が8倍以上になる)といった本気か冗談か分からないスキルもあったりして今までのサッカーゲームとは少し違う娯楽性の高いシミュレーションゲームとして楽しめるのではないでしょうか。
(編集・校閲: 高橋ノゾム)