Samsumgは、ニューヨークにて新製品発表会「Unpacked 2017」を開催。6.3型ファブレット「Galaxy Note 8」を正式に発表しました。
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未来的なベゼルレスディスプレイ
Galaxy S8世代のデザインを踏襲。Infinity Display採用によりベゼルレス化しています。電話の前面のほとんどを占める巨大な6.3インチSuper AMOLEDディスプレイは未来的な印象を与えます。前面ディスプレイの両端はデュアルエッジ仕様となっています。
解像度は2960×1440ピクセルで、密度は521ppi。画面比率は18.5:9と縦長に。大型化・縦長化したにも関わらず、幅はわずかに0.9mmしか伸びていないので、持ちやすさはそこまで損なわれていないことが伺えます。
指紋認証センサーは背面
物理ホームボタンは廃止され、背面に指紋認証センサーが移動。
カメラに近すぎて使いづらいと悪評高いGalaxy S8の背面指紋認証センサーの位置ですが、Note 8では、指紋認証センサーとカメラの間にLEDフラッシュが配置され、少しはマシになっているように見えます。
S-Penを継承発展
底部にはスタイラスペン「S-Pen」を搭載。Note 5ではペン先1.6mmだったのがNote8では0.7mmに細型化。4096段階の筆圧検知が可能に。
画面消灯時にペンを抜くとすぐにメモが取れる黒板モードも継承。
画面点灯時には各種メニューが出る点なども同じ。表示中の文字列の翻訳機能なども備えます。
雨の中でもメモが取れる
本体もS-PenもIP68の防水防塵に対応。濡れた画面でも書き込めます。
機能的に優れたデュアルカメラ
背面には、Galaxy初のデュアルカメラを搭載。構成はF値1.7の広角レンズと、F値2.4の2倍望遠レンズ。画素数はいずれも1200万画素。両カメラ共に光学手ブレ補正に対応します。
デュアルカメラで先行するiPhone Plusシリーズで利用できないGalaxy Note 8特有の機能として、デュアルキャプチャモードがあります。広角レンズと望遠レンズで別々の写真を撮影可能。広角の写真と、背景のボケた写真の両方を保持します。
ご飯を美味しそうに撮る料理モードや、写真を撮影した後からボケを調整する機能なども。充実した仕様となっています。
搭載された光学手ブレ補正(OIS)は動画にも適用されており、他社製のスマートフォンと比べてもその性能は圧倒的です。[2017年12月24日追記]
so one thing I couldn’t make space for in my camera piece is this little comparison here. The note 8 eats some kinds of vibrations for lunch pic.twitter.com/dhPt22aiOq
— evan rodgers (@evanrodgers) 2017年12月21日
手軽に高速にワイヤレス充電
Appleの次世代iPhoneはワイヤレス充電サポートに対応すると噂されていますが、これまでのワイヤレス充電対応機器とは互換性がない可能性が指摘されています。一方で、Note 8はこれまでの通常のワイヤレス充電器と、より新しい高速ワイヤレス充電規格で動作します。
拡張可能なストレージ
iPhoneはストレージを拡張できないため、端末購入時点でより上位のストレージオプションを選択するために、数万円の余計な出費を強いられます。しかしNote 8はシングルSIMモデルもデュアルSIMモデルもmicroSDXCをサポートしているので、後から足りない容量を補うことができます。
虹彩スキャン対応
指紋、PIN、パスコードだけではなく、眼の虹彩をスキャンすることでロック解除が可能。
デスクトップ体験
Samsung DeX Stationに対応。DeX Stationに置くと、Androidを独自のデスクトップモードでディスプレイに出力します。
Gear VRは買い直し
大型化したGalaxy Note 8では、Oculusと共同開発のVRヘッドセット「Gear VR」の従来モデルは使用不可。Note 8に合わせて収納幅を広げた最新の「Gear VR」に買い換える必要があります。最新型「Gear VR」は、Galaxy Note 8と同時発売されます。
電池容量減少以外は強化されたスペック
世界中で発火・爆発事故を引き起こした前モデルGalaxy Note 7と比べ、電池容量は減っています。安全性のためにも仕方ないかもしれません。それ以外は基本的にスペックアップしています。
GALAXY Note 8 | GALAXY Note 7 | |
---|---|---|
OS | Android 7.1 Nougat | Android 6.0.1 |
CPU | 10nm 64bit オクタコアプロセッサ Samsung Exynos 8895 Qualcomm Snapdragon 835 |
Samsung Exynos 8890 |
メモリ | 6GB LPDDR4 | 4GB LPDDR4 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB, microSDスロットあり | 64GB, microSDスロットあり |
ディスプレイ | 6.3インチ Quad HD+ 2960 x 1440 (521ppi) Super AMOLED |
5.7インチ WQHD 2560 x 1440 (518ppi) Super AMOLED |
背面カメラ | デュアルカメラ 望遠+広角 1200万画素カメラ(OIS対応)×2 |
1600万画素, OIS対応 |
前面カメラ | 800万画素, f/1.7 | 500万画素, f/1.7 |
バッテリー | 3300mAh | 3500mAh |
寸法 | 162.5 x 74.8 x 7.9mm | 153.5 x 73.9 x 7.9mm |
重量 | 195g | 169g |
その他 | Samsung Pay, 指紋認証, IP68, USB Type-C, 虹彩認証, 心拍計 |
Samsung Pay, 指紋認証, IP68, USB Type-C, 虹彩認証, 心拍計 |
国内版の仕様
ストレージ容量は64GB。FeliCa、ワンセグ、フルセグも搭載します。
カラーリングは4色
Midnight Black、Deepsea Blue、Orchid Gray、Maple Goldの計4色。(10月11日追記)au版はMidnight Black、Maple Goldの2色。
発売日
米国では8月24日予約受付開始、9月15日発売となっています。日本国内ではドコモとauが10月26日に発売します。
価格
米国ではSIMフリー版が929ドル(約10万1千円)となっています。
日本での発売は?
既にSamsung Mobile日本法人が日本語公式サイト内にGalaxy Note 8の紹介ページを設けており、国内発売の可能性が高いものと思われます。
日本市場では携帯キャリアの発言権が依然として強いので、慣例通りであれば取り扱いキャリアであるNTT docomoとKDDIから発表がなされます。国内版の型番はNTT docomo版がSC-01K、au版がSCV37となるでしょう。Galaxy Note 4 / 5 / 7 / 7FEは日本国内市場には投入されておらず、「Note難民」にとって、Galaxy Note 8は希望の光です。期待して待ちましょう。
(10月11日追記:)auショップにて10月26日より発売。カラーはブラックとゴールド。10月12日から10月25日の間にGalaxy Note 8を予約すると、3000円分のau WALLETポイントをキャッシュバック、そして抽選で200名に全天球カメラ「Galaxy Gear 360」をプレゼント。
購入方法
国際版はexpansysから輸入できますが、技適マークもないので自己責任で。
日本国内では、NTT docomoとauから購入可能。店頭で購入すると頭金や無駄なオプションなどで余計な出費がかかってしまいますが、以下のオンラインショップならそうした心配はありません。