Samsungは10月15日、最新フラッグシップファブレット「Galaxy Note9」の日本国内発表会を開催しました。カラーリングはラベンダーパープル、オーシャンブルー、ミッドナイトブラックの3色。10月下旬より発売となります。記事執筆時点で取扱を正式発表しているau版SCV40は既に予約受付を開始。[追記]ドコモもSC-01Lとして取扱。10月25日発売。
昨今のスマートフォンがせいぜい3000mAh台のバッテリーを搭載する中、4000mAhの圧倒的な容量の電池を搭載。順当な進化を遂げたモデルとなっています。
GALAXY Note 9のスペック | |
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OS | Android 8.1 Oreo |
CPU | 10nm 64bit オクタコアプロセッサ Qualcomm Snapdragon 845 |
メモリ | 6 GB LPDDR4 |
ストレージ | 128 GB, microSDスロットあり |
ディスプレイ | 6.4型Super AMOLED (有機EL) 18.5:9 2960×1440 HDR対応 |
背面カメラ | デュアルカメラ 1200万画素カメラ(OIS対応)×2 F/1.5~F/2.4可変絞り |
前面カメラ | 800万画素 |
バッテリー | 4000mAh |
寸法 | 161.9 x 76.4 x 8.8mm |
重量 | 201g |
その他 | 指紋認証, IP68, USB Type-C, 虹彩認証, 心拍計, FeliCa, フルセグ |
非常にハイスペックなモデルですが、冷却機構ウォーターカーボンクーリングシステムを採用。Note8比で21%の冷却効率向上。長時間操作でも快適に動作するとします。発表においてはEpic GamesのFortniteが例として挙げられていました。最近はスマートフォンでPCゲーム準拠のリッチなタイトルも遊べるようになった昨今、ベンチマークで瞬間的にその性能を発揮できるだけでなく、その性能を持続可能か、といった観点も必要かもしれません。
F1.5~F2.4の可変絞りカメラ「デュアルアパチャー」を搭載、環境に応じて自動で変更。20の自動シーン認識により最適な画を撮れます。さらに撮影失敗を通知。瞬きからカメラレンズの汚れに至るまで、撮影失敗が起きれば撮り直しを指示してくれます。瞬き検知は現時点では最大3人の顔に対応するとのこと。
S-Penを搭載。画面消灯時にS-Penを抜けばメモ帳が起動する黒板モードや、そのメモをロック画面に表示しておけるなど、Noteシリーズが根強く支持されるファクターである優れた電子手帳的機能はもちろん健在。
手書きした文字を認識し、メモ内の検索に引っかかったり、書き出した電話番号から直接電話をしたりといったことも可能。色を絵の具のように重ね塗りできるなど、簡単なお絵描きにも十分すぎるほどで、紙の手帳をも超えるポテンシャルを持ちます。まさにPDAで見た「電子手帳の夢」を、現代に再び。
さらに今回から大きく変わったのがS-PenがBluetooth内蔵になったという点。Galaxy Note9をS-Penから遠隔操作が可能になりました。単押し・二度押し・長押しから各種機能を利用可能。動画の再生・停止を行ったり、資料を遠隔でページ送りしながらプレゼンしたり、ボイスレコーダーの録音を遠隔で開始したり、利用シーンの可能性が大きく広がります。
気になる「S-Penへの充電」ですが、わずか約40秒でフルチャージ可能としており、それほどNote9本体への電池持続時間への悪影響はなさそうです。
外部モニター/テレビにPCライクなUIで画面出力できるSamsung DeXは、これまで接続にあたって必要な機器が多かったのですが、今回からケーブル一本で可能に。Note9の画面をマウスパッドやキーボードにできるので、使うための敷居がぐっと下がった印象です。詳しくは動画からどうぞ。
ファブレットとして非常に高性能なのは言うまでもなく、電子手帳としての完成度も高まり、S-Penも進化。今期最強のデバイスといっても過言ではないでしょう。購入は以下より。
Note9にぴったりの周辺機器も複数発表。Galaxy Watch。OSには依然としてTizen OSを採用。ウェアラブル機器の小さなディスプレイ上のUIをタッチパネルのみで完結することは困難だと思いますが、周囲のリングを回転させる従来のSamsung独自の操作体系を継承しており、比類ない操作性を実現しています。46mmモデルは税別3万9800円、42mmモデルは税別3万7000円。いずれも非LTEモデル。AndroidはもちろんiOSとの接続も可能。
Qi対応ワイヤレス充電台「Wiress Charger Pad」(税別5000円)、スマートフォンとGalaxy Watchを同時に充電できるQi充電台「Wireless Charger Duo」(税別1万円)も、10月下旬発売。これらアクセサリーはAmazonなどECサイト、家電量販店でも取り扱われます。