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フィリピンで商用5Gが開通、設備はファーウェイが供給

 今年4月、韓国が世界で初めて商用5Gネットワークサービスを開始、6月初旬には中国と、世界各国でサービスが開始されていますが、6月20日、華為(Huawei)が5G通信設備を供給しているフィリピンでも商用5Gネットワークサービスが開始されたと、中国国営通信社・新華社通信が伝えました。

 新華社6月21日マニラ電によると、フィリピンの電気通信大手「Globe Telecom」社は、6月20日に同国初となる5G商用ネットワークサービスを起動、華為社がその核心設備供給業者になったそうです。また、フィリピンはこれにより、東南アジアで初めて5Gネットワークが開通した国家になったとのこと。

 Globe Telecom社首席商務官Albert・Larrazabalはメディアの取材に対し、同社の5Gネットワークは華為の設備を使用していると明らかにしました。5G商用ネットワークは、フィリピンの家庭とオフィスのWi-Fiサービスから応用されていくことになっているとのこと。Globe Telecom社は以前、商用5G技術後には現地のネットワーク速度を100Mbpsまで向上できるとしていたのとこと。(フィリピンの固定回線は遅かったのでしょうね)

 4Gネットワークと比べて、5G技術には低遅延、高信頼という特性があり、自動運転、遠隔医療、バーチャルなど新興技術の基礎的な創造条件であり、Globe Telecom社の首席行政官は、5G技術は「フィリピン人が情報高速道路へ乗るにあたって、無限の可能性を提供するもの」と語っているそうです。

 フィリピンの2大通信キャリアであるGlobe TelecomとPLDT社はここ数年、華為社の技術を使用しており、両社はいずれも既に華為と提携協議を締結、華為の設備をフィリピンでの5Gネットワークインフラ設備に使用することになっているとか。

 フィリピンのインターネット・インフラ設備は立ち遅れており、大マニラ都市区においても、多くの地域で4Gモバイル通信サービスがちょくちょく中断され、少なくない地点で3Gサービスすら頼りない状況だとか。目下、フィリピン政府はインターネットサービス品質の改善に注力し、民衆の期待に答えようとしている、とのこと。

 以上、フィリピンの5G商用ネットワーク起動についてお伝えしました。我が国では来年春からの商用5G始動が予定されていますが、フィリピンより1年近くも遅れるのって、どうなんですかね。

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