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NHKオンデマンドがAmazonにて視聴可能に!月額990円で「いだてん」「映像の世紀」「プロフェッショナル仕事の流儀」等

 AmazonでもNHKオンデマンドを見れるように。

 NHKオンデマンドがAmazon Prime Videoでも視聴できるようになりました月額料金は990円(記事中全て税込み)。配信作品は「いだてん」「映像の世紀」「ねほりんぱほりん」「歴史秘話ヒストリア」「プロフェッショナル仕事の流儀」など計7000本。各種ドキュメンタリーから大河ドラマまで様々な番組を見ることができます。

 Amazon Prime会員向けで「Prime Video+外部動画配信サービスのチャンネル契約」の形態としては、dアニメストアがあります。こちらもdアニメストアを直接契約するのと同価格の月額440円で契約でき、Prime Videoから視聴できます。

 従来、NHKの配信サービスNHKオンデマンドでは「見逃し見放題パック(月額990円)」「特選見放題パック(月額990円)」の2種類を提供してきました。今回、後者の特選見放題パックで提供されている番組を、Amazonでも配信ということです。

 本サービスは放送法上認可された実施基準に基づく「プラットフォーム経由型」サービスに該当します。実はNHKの通常の受信契約者が「NHKオンデマンドを利用しないことによって」不公平を被らないといった名目から、NHKオンデマンドは、受信料制度と別会計で行うことが放送法上定められています。

 配信される番組こそNHK受信料で制作されたものであるとはいえ、NHKオンデマンドのサービス提供に係るシステム維持やオンデマンド配信向けの映像編集(権利関係)の経費は、全てNHKオンデマンドのみから賄われます。

 逆に言えば「テレビを持たず受信契約を締結していないが、NHKオンデマンドは利用したい」ということも可能。

 なおテレビ放映の権利関係と配信では処理が異なることから、何らかの加工が施されて配信が行われていたり、そもそも配信されていない場合もあります。

 従来のNHKオンデマンドアプリはユーザー目線だとイマイチ。モバイル版アプリには早送りも10秒巻き戻しもないなど使い勝手が悪いのです。それが、普通に使えるAmazon Prime Videoアプリから視聴できるようになったというのは意義深いことです。ただしNHKオンデマンド同様、アプリへのダウンロード機能は無いようです。他のデバイスにCastして見ることは可能。Fire TV Stickにて見れるようになったのも大きいでしょう。

(あって当然の機能がある、これで初めて「視聴できる」「契約する価値がある」ということ)

 NHKは、2020年4月以降、試験的にNHKオンデマンド「(特選ではなく)見逃し見放題パック」とネット常時同時配信の2つを組み合わせた、新サービス「NHKプラス」を提供。モバイル向けアプリとPC向けに提供予定です。さらにNHKオンデマンド自体も、3月以降「見逃し見放題パック」「特選見放題パック」を統合予定(料金は990円)のため、Amazon Prime Videoでも見逃し配信を見ることができそうです。

(3月以降、見逃し配信で過去1週間の番組も視聴可能)

 海外の公共放送は動画配信サービスで番組を配信している例があります。また、NHKが手本としている英公共放送BBCも、12年前から英国内向けに無料でiPlayerを提供、放送と見逃し番組をPC/スマホ/テレビ/タブレットで視聴可能であり、既にiPlayerが基軸。テレビをPCやスマホで見れるなんて本来は当たり前すぎる話です。政治の縛りや民放の反対もあって、これまでの日本国内のテレビの形態は時代遅れも甚だしいと言えるでしょう。

 今回AmazonでNHKオンデマンドが契約可能となったのは、NHKの放送のネット常時同時配信が認められたことや、民放の見逃し配信TVerにNHKの一部番組が登場したことなどとあわせて、日本国内のテレビ事情がアップデートされる大きな動きの一部と言えます。あまりの遅れぶりに若者のテレビ離れは加速するばかりで既にテレビは見放され、みんなネットでAbema TVでも見てるんだと思いますが、果たして視聴者をテレビに回帰させることはできるのでしょうか。注目です。

(筆者は最近dアニメストアをPrime Videoで契約してみましたが、NHKオンデマンドまで契約できるようになったのでPrime Videoアプリの起動回数が増えそうです)

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