Selpic社より発売されているポータプルプリンター「Selpic S1」を提供いただいたので、レビューします。このSelpic S1は手軽にプリンター機能を持ち運べることが特徴。言うなれば、「直接印刷する持ち運び式テプラ」といったところでしょうか。
外観
今回提供いただいたのはオレンジ色のモデル。この他に、ブラック、ホワイトのモデルがあります。このデザインは、RedDotのデザインアワードで賞を受賞しています。
内容物は以下の通り。本体、キャップ、microUSBケーブル、取扱説明書など。インクの噴出部分を拭くためのメチルアルコールシートも入っています。
サイズ感はカロリーメイトを2つ重ねたより少し小さいくらいで、手にフィットします。
充電端子はmicroUSB。ここがType-Cでないのは少し残念なところ。充電中は、どこかWi-Fiルーターのように見えるスマートなデザインです。
インクは上部から挿入。インクは黒、黄、赤、青、緑、蛍光色の6色のインクが使えます。同梱されているのは黒色のインク1色。
プリント!
プリントはアプリから行えます。Android版、iOS版があり、Macでも使用可能。Windows版は現在開発中のようです。
まず、Selpic S1またはSelpic P1のどちらの製品を使うかを選択します。まずここで驚いたのが、基本的に日本語対応しているところ。少し怪しい部分はありますが、あまり気にならないので英語が苦手でも困ることはありません。今回はSelpic S1を選択。
Wi-Fi情報などを入力し、スマホとプリンターを接続したら、それだけでセットアップ完了。このようなシンプルなUIが表示されます。
アプリから印刷するものを指定します。文字は色反転や左右・上下反転・さらに縦書きにも対応。文字間隔も変更できるため、好みに合わせて変更できそうです。
文字だけではなく、QRコードやバーコード、画像なども印刷可能。QRコードはリンク、バーコードはIDを入力するだけで自動生成できます。簡易的な名刺の代用としても使えるかもしれません。
印刷したQRコードもちゃんと読み込めました。
一色のみでの印刷にはなるものの、写真の印刷にも対応。一回の充電で6時間フルに使えます。起動時間でも3日間持ちます。5%のインクで900枚分のA4用紙を印刷できるとのこと。
また、印刷できるのは紙だけではありません。例えば、布への印刷にも対応しているので、最近流行りのエコバックに印刷をすることも可能です。設定から素材変更可。
また、ガラスでもOK。コップに印刷したりできます。オフィシャルページでは店舗の開業時間をガラスにプリントしている様子がありますね。
手軽なプリンターのカタチ
普通のプリンターといえば据え置き型のものですが、これは手にもっていろんなものに印刷できるのが便利ですね。このサイズなのでもう少し大きな面積を印刷できればなあ、と思います。
お子さんをお持ちの方は、お子さんの持ち物に名前を書くのはなかなかめんどくさい作業だと思います。シールを貼るという方もいますが、それもなかなかめんどくさい。Selpic S1なら、ボタンを押してスライドするだけで記名できますから、とても便利です。
企業などでの導入も、SDKが公開されているため、専用のソフトウェアを開発することによって業務効率化が図れるのではないでしょうか。
このSelpic S1は、公式ストアにおいて現在真夏のセールキャンペーンを実施中。本来3万3325円のところ、30%オフの2万2983円で購入できます。期間は7月22日まで。ら
また、ペン型のSelpic P1もIndiegogoで出資を予定中です。