シャオミ、大丈夫か?
シャオミ・ジャパンは、同社初となるパーソナルケア製品5機種を6月27日(金)より発売すると発表しました。発売されるのは「Xiaomi オシレーション 電動歯ブラシ」(2580円)、「Xiaomi 電動歯ブラシ T302」(3580円)、「Xiaomi ヘアカッター 2」(3980円)、「Xiaomi シェーバー S200」(2780円)、「Xiaomi 鼻毛カッター」(1680円)です(全て税込)。
「Xiaomi オシレーション 電動歯ブラシ」は、磨き残しを知らせるスマートリマインダー機能を搭載。二重振動角度により、奥の磨きにくい部分まで届くとしています。バッテリーは180日間持続し、衝撃吸収・銅不使用のクリーニングブラシヘッドで快適なブラッシングが可能です。交換用ヘッド(3本パック)は1680円(税込)で販売されます。
「Xiaomi 電動歯ブラシ T302」は、銅を使用しない衛生的な抗菌ブラシが特徴で、安全な歯茎ケアを実現するとのこと。4つのブラッシングモードを備え、多様なオーラルケアに対応します。バッテリーは150日間持続するため、長期の旅行や出張にも適しています。交換用ヘッド(3本パック)の価格は1680円(税込)です。
「Xiaomi ヘアカッター 2」は、二重コーティングのクリッパーヘッドで、清潔感のある仕上がりを実現すると謳っています。耐摩耗性とカット性能が向上しており、豊富な長さ設定で初心者でも簡単に扱えるとのこと。IPX7の完全防水に対応し、詰まり防止システムも搭載するなど、日常での使いやすさも追求しているそうです。
「Xiaomi シェーバー S200」は、肌への接触を検知して自動で電源がオンになるスマートセンサーを搭載したシェーバーです。手のひらサイズで完全防水のため、旅行時の持ち運びにも便利。滑らかな曲面フォイルが快適な剃り心地を提供し、ヘッド部分はマグネット式で簡単に交換できるとしています。交換用ヘッドは1280円(税込)です。
「Xiaomi 鼻毛カッター」は、鼻腔を傷つけずに手入れができる製品です。毎分6500回転の高速ながら静音なミニモーターを搭載。使いやすく持ちやすいデザインで、操作や手入れも簡単とのことです。
「Xiaomi スマートカメラ C100」は、300万画素のカメラを搭載し、最大2K(2304×1296)の高解像度で撮影できるホームカメラです。AIによる監視機能や、プライベートな領域を映さないようにするプライバシーマスキング機能も備えています。Amazon AlexaやGoogleアシスタントによる音声制御にも対応します。
「Xiaomi スマート温湿度計 3 Mini」は、コンパクトな設計ながら、高精度センサーでわずかな温湿度の変化を検知するデバイスです。Xiaomi Homeアプリと連携させることで、スマートフォンから室内の環境を確認できます。
シャオミはスマートフォンメーカーとしての印象が強いですが、総合家電メーカーへと進化しており、特に実店舗も持つようになった今、多様な製品ラインナップの展開自体は妥当です。
それにしても流石に鼻毛カッターや電動歯ブラシとなると衝撃的で、なかなか解せないものがあります。
そこで読み解くための補助線が、日本の家電メーカー、パナソニックではないかと思います。
近年では、パナソニックは白物家電、特に美容機器に力を入れており認知度が高いです。音波振動ハブラシDoltzをはじめとする口腔ケア機器やナノケアヘアードライヤー、美顔器など、「パナソニック何やってんの」と言われそうな製品群。もし、Xiaomiがこの領域にも今後進出していくことを考えるならば、このような製品の投入も後で振り返れば納得できるものかもしれません。
ハイエンドカメラスマホのブランドイメージを考えると挑戦的すぎて困惑しますが、長期的に考えた時には良い一手だった……となる可能性はありそうです。
販売は、直営店のXiaomi Store(イオンモール浦和美園店、イオンモール川口店)と、オンラインのXiaomi公式サイト(mi.com)、Xiaomi公式 楽天市場店で行われます。