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買うべきではない。Panasonic スピーカー搭載シーリングライトレビュー

 Panasonicのスピーカー搭載シーリングライトを知人より譲って頂き、約1年ほど使用したので紹介します。

どういう製品?

 一般的な天井に取り付けるシーリングライトにBluetoothスピーカーを搭載したモデルです。コンセプトとしてはテレビにレシーバーを取り付けてテレビの音を上から聞いたり、スマホなどを接続して音楽を楽しむことができます。

 また、アプリをインストールすると調光機能が使えるようになるというイマドキ風の製品です。

使ってみました

 照明とスピーカー、それぞれ紹介していきます。

照明

 照明として紹介しますと、上下のパネル光と中心部のライトと細かく制御ができます。これは電球色モードで全点灯した状態です。

ちなみにここで紹介している照明の色はすべて実際の色です。カメラのWBはすべて統一して撮影しています。

 中央のセンター光のみ消して上下のパネル光のみにするとこのような感じに。

 中央のセンター光のみにするとこのような感じです。

 ちなみにパネル光は片側のみの制御も可能です。もちろん上のみということも可能。

 常夜灯はこのような感じ。結構暗いです。

スピーカー

 筆者はテレビにホームシアターシステムを組んでいることもあり、今回はGoogle Homeにシーリングライトをペアリングして、Spotifyを聞ける環境を構築しました。

 ペアリングは癖があります。照明の壁スイッチをオフにした状態からオンにしてすぐペアリングを行う必要があります。一度ペアリングしてしまえば次回からは自動的にペアリングされます。

 ただ、長時間使っていないと自動的にペアリングは切断されるようで、稀に夜中にシーリングライトが接続音を発したり、音楽再生を指示したときにペアリングされている様子でした。

 環境にも依ると思いますが、筆者の環境で音楽を再生すると稀に音飛びが発生しました。かなり快適に音楽を楽しめる!というわけではなく、まあBGMにはいいかなといった程。

 音の”ヌケ”はやや悪く、若干こもりがちな傾向です。ただ自分の真上から音楽が再生されるのは今までにない感覚なので、めちゃくちゃおもしろいです。しかもしっかりLとRが分かれているのでステレオとして楽しめます。あまり、爆音で鳴らすと上の階の住人に響きそうなので、ほどほどの音量で楽しむことをおすすめします。

アプリの出来が微妙

 アプリで調光してリモコンにプリセットがセットできるのですが、まずこれが大変でした。スマホとシーリングライトをペアリングするところから始まるのですが、パスコードロックがかかっています。以前の利用者に問うとわからないとのことで、初期化しようとするのですが、アプリには初期化方法が書いておらず、説明書を読んでようやく把握。

 初期化し、設定をしましたが、あれ?そもそもシーリングライトにパスコードロック、必要なのだろうか……Bluetoothの接続と同様に起動時にすぐ設定すればOKとかで良いのでは……?

 そんなことはさておき、肝心の調光設定をチェック。この製品は中央のセンター光とパネル部分を別駆動で制御できます。色は昼光色(6500K)〜電球色(2700K)の間で変更可能です。もちろん光量も。

 付属のリモコンでは5個のプリセットがありますが、これに自分好みの設定を記録させることが可能です。ただ、なぜかプリセットを変更したのに反映されてないときがあります。

 そしてシーンを変更したときにスマホにセットしておいた音楽を再生するといったことも可能です。ただこれ一人暮らしなら良いものの、家族で利用する場合はどうするんでしょうかね。

IoTとの親和性は最悪

 スピーカー搭載!Bluetooth搭載!とイマドキ風のプロダクトですが、なぜかGoogle Assistant、Amazon Alexaに非対応です。次期モデルは対応するかな……?と思いホームページを確認したところ対応しないようです。

 赤外線リモコンならNature Remoなどで制御できるからいいかと思ったものの、なんとアプリ対応モデルはリモコンがBluetooth仕様なので、制御できない。めっちゃくちゃネットワークにつなげると便利そうなプロダクトにも関わらず一切ネットワークに関与できないプロダクトです。これ2019年の製品なんですよ……?正気か……?

 余談ですが、Panasonicといえば住宅設備を販売しているけどIoTは力入れてないのか?と気になり調べたところ、Google AssistantとClovaに対応していました。なお、エアコン一つ消す、照明一つを消すのに毎回「本当に消しますか?」と確認されるようです。面倒くさ〜〜!!

買うのはオススメできない製品

 普通のオシャレなシーリングライトとしては良いかもしれませんが、ハイスペックなシーリングライトを求めてこの製品を買うと言われると、「ちょっと待って」となる製品かと思います。特にIoT化が進む今、照明をリモコンで消さないといけないのは時代と逆行しています。

 そしてびっくりするのが定価。新型の8畳モデルで7万円と、IoT家電でもないのにかなり高額な部類かと思います。真上でから音楽を聴く環境は新鮮で面白いかもしれませんが、価格を考えるとかなり微妙なところです。

 現在ソニーからGoogle Assistant/Amazon Alexa対応のスピーカー内蔵のシーリングライトが2万後半で販売されているので、安価で試してみたいならそちらを購入検討するのもアリかなと思います。

▼今回紹介した新型モデル

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パナソニック Bluetoothスピーカー付きLEDシーリングライト AIR PANEL LED 調光・調色タイプ リモコン付 ~8畳 角型パネル HH-XCF0807A

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