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え、これ有線イヤホン?ぶっちぎり無線イヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro Wi-Fi」でUltraとの超音質コンボをキメろ

 カメラ最強端末が音質最強端末だった件。

 左右独立型イヤホン(TWS)「Xiaomi Buds 5 Pro Wi-Fi」をお借りしたのでレビューします。

 Bluetooth 5.4に加えて、Qualcomm XPANに対応するのが本製品最大の特徴となっています。Bluetoothの規格上の限界を超えた96 kHz/24 bit・4.2 Mbpsのロスレス伝送によって高音質を実現します。

 今回用いたのは、Xiaomi Buds 5 Pro Wi-Fi XPAN接続の対応機種であるXiaomi 15 Ultraです。

 接続にあたっては、たとえば高音質伝送規格AptX Losslessは設定が煩雑でしたが、Xiaomi製品同士なのもあって特に難なく接続が完了できました。別途アプリをインストールすることもなく、OSのBluetooth設定画面を開いて、Wi-Fiモードに切り替えるだけです。拍子抜けするほど簡単。

 本機のドライバー構成は11 mmデュアルマグネットDD+平面駆動+セラミックツイーターの3種混合方式で、デュアルアンプを搭載します。さらっと書いてますが、もう「平面駆動加えた3ドライバー、2アンプ?何言ってんの?は?」ってレベル。この時点でもTWSとしてかなりゴージャスなので、オーディオマニアも必見です。

 まず驚くべきは圧倒的な解像感。細部の空気感や残響の減衰がクリアで情報の密度の高さは、LDACと比べても優れており、さらにAndroid端末でのAAC接続と比べるともう戻りたくないと思えてくるような違いがあります。2万円のTWSとして見ると信じられない水準です。

 音圧は十分で音の粒立ちもよく、分離感もあります。

 特に低域は沈み込みや量感の豊かさが感じられ、パンチもあります。中域のボーカルもしっかり綺麗に聴こえますし、高域はシャープでクリア。伝統的な楽器演奏の音楽においても伸びやかな余裕を感じます。

 音響設定はHarman Audioにしておくのが一番好ましいと感じました。ノイズキャンセリング性能も高く、耳栓的な運用まで十分にこなしてくれます。アダプティブANC設定はオフにして強弱を設定する方が個人的にはしっくりきました。

 少なくとも自宅で試す限りにおいては、音切れはなく、この高音質を存分に堪能できます。流石に東京の混雑駅だと途切れる場合もありました。

 なお接続性に関してはWi-FiテザリングにXiaomi 15 Ultraをぶらさげている状況且つ東京の鉄道網という条件で、不安定になる場合が多かったです。Xiaomi 15 Ultra自身のモバイルネットワークで運用する場合においては安定性が向上し、ほとんど不満がなかったです。

 有線イヤホンに迫る高音質ぶりですが、これで進化の終わりどころか、まだ伸びしろも感じます。XPAN初号機として、3万円以下のTWSでこの音質は偉業である一方、ボトルネックであった音響無線伝送を解消しただけで、まだまだ上を目指す余地があるのではないかとも感じます。今後も期待できそうです。

 「ただのスマホメーカー、家電メーカー」と舐めてはいけない一台に仕上がっています。カメラ最強端末としてXiaomi 15 Ultraを持って、他の端末を音楽用端末として使っていたのですが、いや、もうこれ一台にまとめても良いかもな……と唸らされました。

 ちなみに音楽再生中には音量ボタン二度押しでのファストショットモードが使えなくなりますが、Xiaomi機は電源ボタン二度押しでのカメラ即時起動がそもそも使えますし、カメラグリップのシャッターボタンもあるので、速写を重視しているユーザーは特に困らないはずです。

 Xiaomi 15 Ultra愛好者や、購入検討者には是非とも買って欲しい一台です。

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