Xiaomiは新型スマートフォン「Xiaomi Civi 5 Pro」を中国で正式発表しました。Civi 4 Proの後継モデルとなる本機は、わずか7.45mmの薄型ボディに6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、ライカ監修のトリプルカメラシステムを備えた注目のミドルハイスマートフォンです。
パフォーマンス
Xiaomi Civi 5 ProはSoCにSnapdragon 8s Gen 4を搭載しています。先代と比べてCPUパフォーマンスが31%、GPU性能が49%向上していると謳うハイクラススマホ向けSoCであり、TSMCの4nmプロセスで製造され、クロックは最大で3.21GHzを誇ります。
メモリは12GBまたは16GBのLPDDR5X、ストレージは256GBまたは512GBのUFS4.0を搭載。またVC冷却も備えており、高負荷時の発熱を効率的に抑制します。
ディスプレイ
ディスプレイは6.55インチのAMOLEDを採用し、解像度は2750×1236、1.5K。120Hzのリフレッシュレートをサポートし、3200nitsのピーク輝度を誇ります。また12bit色深度やDCI-P3色域、HDR10+、HDR Vivid、Dolby Visionにも対応しています。
保護ガラスには第8世代のゴリラガラスを採用。前モデル同様にデュアルフロントカメラがディスプレイ上部に配置されています。四辺均等の極細ベゼルで、高級感のある仕上がりです。
カメラ
背面にはライカの監修を受けた3眼カメラを搭載。タピオカカメラ的配置ですが円形カメラバンプのお陰で許されている感があります。メインカメラは5000万画素の「光影猎人800」センサーにF1.63の超大口径ライカSummiluxレンズを組み合わせ、OIS(光学手ブレ補正)を搭載。
望遠カメラは60mm相当の5000万画素、こちらもOISに対応しています。超広角カメラは1200万画素で視角120度を実現。
フロントカメラは5000万画素のSamsung JNPセンサーを採用。先代モデル同様に丸薬型パンチホールを採用しますが、今世代は超広角レンズをフロントに搭載しておらず、もう一つのカメラの役割が明示されていませんでした。
バッテリー
バッテリー容量は6000mAhで67W急速充電に対応。先代モデルより1300mAhも増えました。厚みは変わらず、重量は3-4gの増加にとどめている中、ウォークマン(NW-A100)のバッテリー容量1台分増えたと考えると、かなり凄いですね。
デザイン・本体色
本体サイズは長さ157.05mm、幅73.2mm、厚さ7.45mm(一部モデルは7.65mm)の薄型設計。重量は181g〜184gと軽量に仕上げられています。本体フレームが4面ともに緩やかにカーブしたデザインを採用し、握りやすさをアピールしています。
カラーバリエーションは「黒色」「冰美式」「白色」「樱花粉」「星云紫」の5色展開。それぞれ異なる質感と美しい仕上がりが特徴的です。
価格
Xiaomi Civi 5 Proの価格は安価な12GB+256GBモデルが2999元(5万9990円)からで、この価格は先代モデルから据え置き。インカメラの超広角カメラが廃止された疑惑はありますが、結構お買い得ではないでしょうか。
OS | Xiaomi HyperOS 2 |
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SoC | Snapdragon 8s Gen 4 |
メモリ | 12/16GB |
容量 | 256/512GB |
画面 | AMOLED 6.55型 2750×1236 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+5000万画素望遠+1200万画素超広角 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 6000mAh 67W有線充電 情報なし |
寸法 | 157.05×73.2×7.45mm(星云紫/樱花粉/黑/白) or 7.65mm(冰美式)、184g(星云紫/樱花粉/黑/白) or 181g(冰美式) |
5G | n1/n3/n5/n8/n28a/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78 |
LTE | B1/B3/B4/B5/B8/B19/B28a/B66/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B48 |
3G | B1/B4/B5/B6/B8/B19 |
その他 | イヤホンジャックなし、生体認証(画面内指紋)、NFC対応、ステレオスピーカー、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、Dolby Atmos、空間オーディオ、赤外線リモコン |