Anker珠玉の新機軸デバイス!
Anker様よりオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン、AeroFitを提供して頂きました。レビューしていきます。
本製品は一般的なイヤホンのようなカナル式ではなく、耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンになります。
内容物はAeroFit本体と充電用のUSB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドが同梱されています。
本体は丸をモチーフにしたデザインが施されており、非常に触り心地は良いです。蓋を開ける部分に電池残量を示すLEDがあります。なかなか面白い見た目をしていますね。
背面にはUSB Type-C端子と手動ペアリング用のボタンがあります。
イヤー部分は金属部分から音が発せられ、耳に引っ掛けるフック部分がバッテリーになっており、重さでバランスが取れるような仕組み。耳にかかる部分は非常に触り心地はよく、長時間つけていても負担にはならなそうです。
ただ、やはり構造上メガネを使用している人は相性がよくないです。耳の部分に二重で負荷がかかり、長時間は少しつらいです。
SONYのLinkBudsと比較すると本体もケースも大きめ。しかし、装着したときの安心感はAnkerのAeroFitに軍配があがります。LinkBudsは小さくてコンパクトですが、耳から外れそうな不安感がりました。AeroFitはその点、耳に引っ掛けているので落ちる心配が少なめです。
早速使っていきましょう。
初回ペアリング時はケースを開くだけで自動でペアリングモードに移行するので、使用するデバイスでBluetoothをオンにしてペアリングするだけです。簡単ですね。手動でペアリングする場合はイヤホンをケースに入れた除隊で蓋を開け、ボタンを3秒以上長押しすると行なえます。
また、本製品にはアプリを使用してカスタマイズをすることができます。
アプリをインストールしてペアリングした状態で起動すると自動で認識されます。
初めて装着したときに今までのイヤホンと違う装着感の無さに違和感を覚えますが、動画で改めて説明されます。
カスタマイズ項目は非常に豊富で、タッチコントロールの項目はもちろん、EQもしっかり設定できます。
タッチコントロールは左右で3種類ずつ設定が可能です。1回押す、2回押す、長押しの3種類です。
設定できる項目は音量アップ、ダウン、次へ、戻る、再生・一時停止、カスタマイズなしから選べます。右上の歯車からタッチコントロール自体を無効化することもできます。
サウンドエフェクトでは3つの効果を選べます。3Dオーディオ、プリセット(デフォルト、Podcast、トレブルブースター、ボリュームブースターの4種のEQを選択可能)、カスタムEQから選べます。
3Dオーディオは立体感のある音に変換してくれる機能ですが正直好みではありませんでした。
プリセットではデフォルト、Podcast、トレブルブースター、ボリュームブースターの4種類のイコライザを呼び出せます。Podcastでは声の周波数を大きめの調整された設定、トレブルブースターでは高音域を高めに設定された設定、ボリュームブースターでは中音域を大きめに設定されたものが用意されています。
カスタムEQではユーザが自由にパラメータを変更することができます。また、この設定は保存でき、複数種類を作成することができます。音楽に合わせて変えたい人にはおすすめの項目です。
そして本製品はマルチポイント接続も対応しています。
2台のデバイスに同時ペアリングすることで、1台目は音楽を聞いているときに2台目のデバイスで着信が来た場合、すぐに2台目のデバイスに切り替えることができます。このマルチポイント接続ですが、アプリから設定でオンにする必要があります。
さて機能性は十分に良さそうですが、肝心の音質は?と言われると良いか悪いかでは、悪いです。音のバランスはオープンイヤー型の特性を補うためか、非常に低音に偏ったチューニングがされています。
個人的には以下のEQにすると普段使っているAirPodsに近いのではないか、と思いました。(EQを共有できるようになっているのは面白いポイントです)
とはいえそもそも周りの音を聞きたいという人が音質を重視するか?と言われるとおそらく否なので、大きな問題にはならないかと思います。
それよりも本製品には装着感の良さ、軽さという非常に大きなアドバンテージがあります。これだけでも選ぶ価値は多いにあると思います。
家電量販店でも実機がおいてあることを見かけるので、気になる方は一度試聴してから購入を決めることをおすすめします。