弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

Sony WF-1000XM6レビュー。デザインは地味、他はハイレベル!【Bose、Technicsとも比較】

 Sonyの最新ワイヤレスイヤホンであるWF-1000XM6を購入し、1週間ほど集中して使ってみたのでレビューします。

 結論から言うと、デザインは地味ですが、他は高い完成度でまとまっており、非常に万能でおすすめしやすい製品です。筆者は他にも各社フラグシップモデルBose QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代)、Technics EAH-AZ100。(以下それぞれBose、Technics)を所持しているので、それらとの比較も行います。

デザイン

 デザインですが、とにかく地味です。このようなワイヤレスイヤホン、1万円ぐらいで見たことあるような……。見た目だけでこれが約4万5000円のワイヤレスイヤホンとは思えないでしょう。

 Bose、Technicsと比較してもSonyの無個性が目立ちます。

左から、Technics、Sony、Bose

 ただし、機能性は良好です。ボディが大きめで、かつ途中にくぼみがあるので、充電器から非常に取り出しやすいです。また、装着してしまえばデザインの地味さは意外と気になりませんでした(個人差あり)。

 充電ケースの大きさは、Technicsよりは大きく、Boseよりも小さくなっており、収納に不便はしない大きさだと感じました。

左から、Technics、Sony、Boseの充電ケース

フィット感

 デザインについて、Sonyは「膨大な耳の形状データを収集・分析。人間工学に基づいたエルゴノミック・サーフェス・デザインにより長時間使用時も快適な装着感を実現」と謳っています。

 ただ、付属のノイズアイソレーションイヤーピースが少しクセもので、フォーム型なので一旦イヤーピースを潰してから耳に装着する必要があります。このとき、耳にしっかり装着して適切な音質で聴けるためのスイートスポットを見つけるのが少々難しい気がしました。耳の中でスイートスポットに定まらないと、遮音性にも影響が出ます。

 そのため、ノイズアイソレーションイヤーピースが合わないと感じた場合は別途イヤーピースを購入し、換装することをおすすめします(後述しますが、筆者はAZLAのSednaEarfit Crystal 2に換装しています)。

 その上で、BoseとTechnicsとを比較すると、フィットのしやすさはBoseが一歩抜けて良いです。簡単に装着でき、一発でスイートスポットに定まるフィット感の良さは研究し尽くされていると感じます。Technicsも装着は容易で、Boseほどでないにしろ、しっかりフィットします。

 点数をつけるなら、Sony: 7点、Technics: 9点、Bose: 10点という印象です。

音質

 音質は、Sonyが「アーティストの意図した音をありのままに届ける高音質」と謳っています。実際、「音楽制作スタジオのマスタリングエンジニア4名との共創」により音響を作り込んでおり、ドライバーユニットも専用開発のものを搭載しているとのことです。

 実際に音楽を試聴して音質を確認してみたところ、全音域をバランスよく鳴らしつつも、少し低音がリッチな傾向で、音の密度が非常に高いです。分析的に聴くというよりは、アーティストが意図した楽しみ方でノリよく音楽が聴けるようになっている印象です。

 標準状態でも十分な音質の良さですが、本領を発揮するのは専用アプリ「Sound Connect」のイコライザを使用したときです。ある音域をブーストしても音楽として破綻しにくいような調整を実施しており、この点はウォークマンの経験を活かしているな、と感じました。

 その上で、BoseとTechnicsとを比較します。

 Technicsは低音が引き締まっていますが、Sonyほど豊かではありません。なので、Sonyを聴いたあとに聴くとあっさりした印象を受けますが、低音が引き締まっている分、中高音域がしっかり聴けます。ボーカルや楽器の音をしっかり聴きたい場合はTechnicsが向いていると感じました。また、イコライザのバンド数はSony(10バンド)の方がTechnics(8バンド)より多いですが、個人的にはTechnicsの方が狙った音を作りやすいと感じました。

 Boseは低音寄りのフラットな音質で、SonyとBoseの音の傾向は割と似ています。ただ、Sonyの方が中高音域の音質は高いと感じました。BoseはLDACを使えないので、その差も出ているのだと思います。また、Boseはイコライザが低音・中音・高音の3パターンをしか調整できず、細かいニュアンスを調整するのが少し難しかったです。

 点数をつけるなら、Sony: 10点、Technics: 9.5点、Bose: 8点という印象です。

ノイズキャンセリング

 ノイズキャンセリングは、Sonyが「世界最高クラスノイズキャンセリング」と謳っています(※左右独立型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2025年12月1日時点、Sony調べ、JEITA基準による)。実際、かなり強力なノイズキャンセリングを装備していると感じます。

 その上で、BoseとTechnicsとの比較ですが、低中音域のマスクの強さはBoseとSonyが同じぐらい強く、Technicsが一歩劣るといった印象です。ただ、高音域のマスクの強さはBoseが一歩抜けており、SonyとTechnicsが一歩劣る印象です。ノイズキャンセリングの強さでは、Bose、Sony、Technicsの順序で、依然としてBoseがノイズキャンセリング最強の座に君臨していると感じました。

 点数をつけるなら、Sony: 9点、Technics: 8点、Bose: 10点という印象です。

 ちなみに、Technics、Boseでは、アプリでノイズキャンセリングの強さを調整することができますが、Sonyでは、ノイズキャンセリング / 外音取り込み / オフの切替や、外音取り込み量の調整、アダプティブサウンドコントロールによる自動切替には対応していますが、Technics・Boseのようにノイズキャンセリングの強さそのものを段階的に調整する機能はありません。

左から、Technics、Sony、Boseのサウンドアプリ

接続安定性

 接続安定性は、休日昼間の東京駅を歩いたり、電車に乗ったりして調べました。コーデックはLDACで、音質優先の接続にしました。

 結果として、電車の中で若干途切れて音楽が止まったことがありましたが、それ以外は一切途切れませんでした。LDACで接続優先にもしていないので、結構途切れるかなと思ったのですが、期待を裏切る結果で、接続安定性は非常に強かったです。

 その上で、BoseとTechnicsとの比較を行います。BoseはLDACを使えず、AACで接続したのでフェアな比較ではありませんが、一切接続の途切れは起こりませんでした。Technicsは以前の記事で接続安定性が微妙と書きましたが、アプデで改善しました。とはいえ、Sonyよりは若干途切れも多く、及ばないといった印象です。

 点数をつけるなら、Sony(LDAC): 9.5点、Technics(LDAC): 9点、Bose(AAC): 10点(AACなので参考まで)という印象です。

AZLA SednaEarfit Crystal 2への換装について

 私はノイズアイソレーションイヤーピースの一度潰して耳に入れるという作業が面倒で、かつフィット感も良いと感じなかったので、イヤーピースをAZLA SednaEarfit Crystal 2に換装しています。

 結果として、イヤーピースを潰さずに一発で耳にフィットするようになり、遮音性がわずかに増しました。また、遮音性が増したことによって、映画館で鳴るような震える低音が鳴るようになり、自分好みの音質になりました。震えるような低音を体感したいという方はSednaEarfit Crystal 2はおすすめです。

総評

 WF-1000XM6は、デザインの地味さという弱点を除けば、音質・ノイズキャンセリング・接続安定性のいずれも高水準でまとまった、隙の少ないワイヤレスイヤホンです。

 実際、筆者はメイン機がWF-1000XM6になりました。全てにおいて万能で、さらにイコライザによって好みの音質にできることが筆者の用途にフィットしました。ここ最近で購入した中でかなり感動しました。

 約4万5000円という価格は安くありませんが、ワイヤレスイヤホンでこれ!というものを選ぶのであれば、WF-1000XM6は有力な候補になると思いました。

情報元Sony
詳しく読む
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない