TWSで定価2480円の衝撃!!!
Xiaomiが日本で発売した最新のTWS(左右独立型無線イヤホン)である「Redmi Buds 4 Lite」を購入しました。
低価格ながらも最新Bluetooth5.2に対応。ペアリングはGoogle Fast Pair対応により、Androidスマホならラクラク。一旦ペアリングしてしまえば次回以降も接続されます。
見た目はAirPodsライクでつるっと光沢素材。12mmダイナミックドライバーを搭載すると謳うも、まずフラットに言えば音質は悪いです。全域で解像感は低い上に高音はかなり曇っており、音場は中央に狭まり窮屈。伸びやか煌めきといったものも欠き、全体的に安っぽい音で、ケチを付け始めたらキリがありません。ただ「これ2480円のTWSなの!?」と思って聴くと相当頑張っているとも思います。
ケースへの充電はUSB Type-C。駆動時間は最大4.5時間、充電ケース利用時で最大18.5時間。
通話時のノイズキャンセリングには対応しますが、これはあくまで通話時にこちらの周囲の音をできるだけ除去してマイクから伝えるというもの。音質は良くありません。音楽や動画再生時に周囲の音を相殺して取り除くノイズキャンセリングには非対応。
着脱時の自動再生停止は非対応。手動での再生停止を担うタッチセンサーはどこにあるんだかわかりにくく、反応も悪いです。マルチペアリングにも対応していませんし、専用アプリにも非対応。最新TWSにあるべき、ありとあらゆるものがありません。これも価格を極限まで削るための努力の結果でしょう。
しかしTWSの本質は、スマホとつなぐイヤホンの間のケーブルなんていらない、ということ。スマホに音質を期待せず、ゴテゴテと何かを付け足す必要もなく、ただただ聴ければそれでいい。でも有線は嫌。遅延も比較的低いためそんなニーズには的確に応えてくれる製品です。
音質は悪く電池持ちは平凡ですが、そのおかげで、この圧倒的な価格と軽量性を兼ね備えています。重量はイヤホン片耳3.92g(実測値3.8g)でIP54防水防塵。インナーイヤー型なので遮音性は劣りますがつけ心地は抜群。
ケースもこんなに小さくて軽い。偉業です。
Amazon等にあるわけのわからない無名メーカーの激安粗悪中華製品を買うぐらいなら、こちらを買う方が無難です。「TWSってどんなものか試してみたい」「とにかく軽いのがいい」「お気に入りのTWSの充電中につなぎとして使うためのサブ機が欲しい」といった人にはぴったりだと思います