ツイ廃Androidユーザーの新定番!!!
Androidアプリ「MarinDeck for TweetDeck (以下 MarinDeck)」が、2020年12月30日に公開されました。このアプリを使うことで TweetDeck がアプリ風に使えるようになります。
これまでTwitterヘビーユーザーの筆者は、様々なTwitterクライアントを使ったり、TweetDeckをAndroidで使うために野良apkアプリやChromeからのアクセスを試したりと、試行錯誤をしてきましたが、どれもしっくり来ません。そんな時、たまたまMarinDeck開発者さんのツイートを発見し、即インストール。
使った感想としてはこれが一番最強。レビューしていきます。
そもそもTweetDeckとは?
TweetDeck社が提供するTwitterクライアントが「TweetDeck」でした。10年前にTwitter社に買収された経緯があります。
なので、位置付けも特殊。Twitterは長らく、即時的にタイムラインを更新し続けるための「UserStream API」を提供してきましたが、3年前にこれを制限し、有償のAPIを提供。これにより、一部の体力のある企業開発のTwitterクライアントを除き、第三者開発のTwitterクライアントは一気に下火になりました。
こうした状況下、圧倒的に使いやすいのがWeb上で利用できる「TweetDeck」です。多カラムで情報収集しやすく、実質純正サービスでリアルタイム更新も可能。リストも検索も何でも同時表示して更新できる。これが最強のTwitterクライアントと言っても過言ではないでしょう。
ただ一点だけ、致命的な難点があります。「TweetDeck」はブラウザ版しか提供されておらず、スマホアプリ版が存在しないのです。
そんな神クライアント「TweetDeck」を、無理やりスマホで使えるようにしたのが「MarinDeck」というわけです。
MarinDeckレビュー
スマホならではの操作性
ブラウザで TweetDeck を使うことは、スマートフォンの画面が小さいがゆえに、非常にストレスです。特にコメント付きリツイートをするときはリツイートボタンを押した後、画面をスライドさせてリツイートボタンを探す必要があります。
MarinDeck はそんなストレスフルな状態から開放してくれます。TweetDeck を閲覧する仕組みはブラウザと同じですが、各カラムをひとつの画面として扱うことによってアプリのような操作性を提供してくれます。
左側が Chrome の Beta 版で TweetDeck を開いた画面、右側が MarinDeck の画面です。圧倒的に MarinDeck のほうが見やすい。ただ見やすいだけでなく、スマホユーザーに馴染み深いボトムタブからタップして、カラムをサクサク移動可能。これだけで MarinDeck を使う価値がありますね。
右下のボタンをタップすると一発でツイート欄に移動したり、左右へスライドするとカラムが切り替わったりと細かいところも工夫されています。
このプラスボタンは、アプリの設定を変更することによって TweetDeck から投稿するか公式クライアントから投稿するかを選ぶことができます。MarinDeck は画像付きツイートができないので、画像投稿が多い方は設定を変更されることをオススメします。サイドメニューは画面左端を右側にスワイプすることによって出現します。
MarinDeck にどのような機能があるかは以下の表で確認できます。この表は開発者であるさぶうぇいさんが公開されている画像です。
APK 配布の野良アプリではなく、Google Play Store で配信されているところも評価が高いですね。
レイアウトが完全にスマホ向け
こちらの画像は、ユーザープロフィール(左)と TweetDeck の設定画面(右)です。左右の幅がスマホのサイズに調節されており、TweetDeck の機能を損なうことなくスマホに特化していることが分かります。(野良apk『TJDeck』だとココがいまいちだった)
Android 標準の「戻る」をタップすれば元のカラムが表示されるところもアプリ風でとても使いやすいです。
総評:これからの成長に期待大!
以上、MarinDeck の紹介でした。総評としては「TweetDeck 利用者が、これを使わない理由がない!」です。
12月30日リリースと非常に新しいアプリでありながら普段使いが可能なほど動作は安定しており、すでにリリース版はバージョン 11 と、開発がとても活発です。これからさらなる進化が期待できるツイ廃必見のアプリです。
注意すべき点として、TweetDeck そのものが PC 向けなためか、筆者が持っている 「Huawei nova lite 2」上ではカラムの移動がなめらかにできないことがあります。
iOS 版はさぶうぇいさんが Mac を持っていないため作成ができないそうで、Macbook と Apple の開発者登録費があれば作成するとツイートされています。今後の躍進に期待です。