PITAKAのマグネットで吸着する第6世代 iPad mini用ケース及びスタンドを提供して頂きました。レビューしていきます。
MagEZ Charging Stand
まずは充電スタンド、MagEZ Charging Standから紹介していきます。内容物はスタンドとUSB Type-C to Cケーブルのみ。
充電スタンドの底にあたる部分にはワイヤレス充電器(Qi)に対応した充電スペースがあります。iPhoneやAirPods Proなどを充電するのに役立ちそうです。
背面には排熱するための吸気口と滑り止めが4点、六角レンチが備わっています。
六角レンチはスタンドの柱部分を着脱するのに使います。この六角レンチは背面のスペースにマグネットでくっつくよう作られているので、使いたいときにすぐ使えます。
柱部分はUSB Type-Cコネクタがあり、これをプレート部分に装着します。
対応する電圧電流は以下の通り。ワイヤレス充電は対応デバイスであれば10W、15Wも対応するようです。
くぼみの側面にはUSB Type-Cコネクタがあり、ここに電源を供給します。
MagEZ Case Pro
続いてケースにあたるMagEZ Case Proを紹介します。
箱をあけると装着方法が真っ先に案内されます。装着方法はやや癖があるのでこれを捨てないよう注意してください。
内容物はケース、充電器、Apple Pencilホルダー。
本体のUSB Type-Cコネクタを利用して給電する仕組みです。そのため、本ケースを装着しているとUSB Type-Cコネクタが利用不可になります。
ケースの背面地はさわり心地の良いさらっとした素材です。
Apple Pencilホルダーは隙間から入れて装着します。Apple Pencilを装着しているときは落下防止になり、非常に便利なのですが、使用していないときはぶらぶらしていて少し不格好です。ホルダーを外す場合は一度ケースを外す必要があり、やや不便。
iPad miniは端子位置を合わせてスライドしていきます。
こちらが装着後のUSB Type-Cコネクタ。見事に塞がれてしまっています。
上部はTouch IDとスピーカー用の穴が確保されています。
Touch IDの認証も問題なし。今まで通り普通に使えます。
iPad mini本体にApple Pencilはついていないものの、しっかりApple Pencilのチャージはされています。ホルダーにより移動時に落下の心配をしなくて良いのは安心です。
付属の充電器を使うとこのようなイメージ。iPad miniのUSB Type-C端子では向きを変えることができませんが、本製品であれば縦でも横でも好きな方向にケーブルを垂らすことができるので、充電しながら使う人にはおすすめかも。
電圧電流を確認します。概ね9V2Aで確認できました。
MagEZ Charging StandとMagEZ Case Proを合体
本題へ。今回はこの2つを揃えるとスマートな作業環境が整うというもの。
上方向へ向けた場合の最大角度です。スタンディング時でも使えそうな角度です。
一方で下方向へはあまり動かないようです。
ケース背面にはカーボン地のような加工、スタンドは高級感のあるアルミ風の加工が施されています。
ワイヤレスキーボードやトラックパッドを繋げれば簡易的な作業スペースに早変わり。iPadOSはマルチタスクもこなせるので中にはこれで完結する人もいそう。
下部にはQiの充電スペースもあるのでiPhoneやAirPods Proを充電できます。
総評
マグネットで簡単に充電できるスタイルはオシャレで快適なものの、USB Type-Cで様々なデバイスと繋いだり、ストレージをつなげたりというType-Cコネクタの恩恵をすべて無くしてしまうのは微妙なポイント。また、外出時に充電切れになりそうな場合は本機専用のチャージャー、もしくはケースを外してUSB Type-Cで充電する必要があり実用的とは言い難いと思います。
利用頻度がそこまで高くなく、常時表示するためのデバイスやPOSシステムとしてiPadを活用している会社などで役立ちそうではないかと思います。