OPPOは、同社が開催した新製品発表イベントにて、最新の縦折り式スマートフォン「OPPO Find N2 Flip」を正式発表しました。OPPOが縦折り式のフォルダブル端末を発表するのは、これが初めてとなります。
デザイン
「OPPO Find N2」一番の特徴は、カバーディスプレイ。SamsungやMotorolaなどの競合企業が、縦折り式スマートフォンのカバーディスプレイを横向きに配置する中、OPPOは新しい縦向きのアプローチに挑戦。目をひく大きな表示領域が印象的です。
独立した2つのカメラユニットも備えており、カメラの出っ張りは少々大きい印象。本体カラーは、パープル、ゴールド、ブラックの3色展開であり、このうちゴールドにはアクセントの模様が刻まれています。
なお、「OPPO Find N2 Flip」に防水・防塵機能はありません。また、外側の保護ガラスは、米コーニング社による以前のモデルであるGorilla Glass 5を採用している点にも注意が必要です。
ディスプレイ
メインディスプレイは、6.8型のLTPO有機ELディスプレイを採用。リフレッシュレート最大120Hz駆動であるほか、最大輝度は1600ニトと非常に明るくなっています。
同時に発表された「OPPO Find N2」と同様に、新設計の第2世代Flexionヒンジを採用。本体重量の軽量化だけでなく、耐久性の向上にも成功し、折り目がかなり見えにくくなっていると主張しています。
カバーディスプレイは、解像度782×320の3.62型有機ELディスプレイ。これまでの競合他社の縦折りスマートフォンは、ほとんどが横向きのカバーディスプレイを採用。基本的に縦向きで使うことがほとんどのスマートフォンにおいて、利用できる機能には限界がありました。
「OPPO Find N2 Flip」の縦向きかつ巨大なカバーディスプレイは、カバーディスプレイの利用の幅をさらに広げ、写真の撮影だけでなくQRコードやバーコードの表示も問題なく行えるようになります。
カメラ
カメラ部は2眼構成であり、メインカメラに5000万画素のSony IMX890、超広角カメラに800万画素のIMX355をそれぞれ採用。望遠カメラは搭載せず、こちらは他社と同じように控えめ。
スウェーデンのカメラメーカーであるHasselblad社と共同開発した、Mariana MariSilicon X NPUチップを搭載することで、より忠実な色の現像を実現しています。
スペック
「OPPO Find N2」は、SoCに米QualcommのSnapdragon 8+ Gen 1を採用している一方、「OPPO Find N2 Flip」は、台湾MediaTekのDimensity 9000+を搭載。内蔵ストレージ、実行メモリはそれぞれ8/256GB、12/256GB、16/512GBの3つから選択可能であり、いずれもLPDDR5およびUFS 3.1規格に準拠しています。
バッテリー容量は4300mAhであり、競合他社を含む縦折りスマートフォンと比較して容量がかなり大きくなっています。最大44Wの急速充電にも対応し、15分で34%、約1時間で100%の充電が可能とのこと。
発売日・価格
「OPPO Find N2 Flip」は、すでに中国国内において予約受付を開始しており、2022年12月30日より発売します。本体価格は、実行メモリ・内蔵ストレージそれぞれ、8/256GBモデルが5999人民元(約11万7600円)、12/256GBモデルが6399人民元(約12万5500円)、12/512GBモデルが6999人民元(約13万7200円)となっています。
OS | Android 13,ColorOS 13 |
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SoC | Dimensity 9000+ |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 256/512GB |
画面 | メイン:6.8型 (2520×1080) カバー:3.62型 (720×382) |
カメラ | 広角:5000万画素 超広角:800万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 4300mAh |
寸法 | 展開時:166.2 × 75.2 × 7.45mm, 191g 折り畳み時:85.5 × 75.2 × 16.02mm |
その他 | 急速充電最大44W |
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