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ハイエンドVRデバイス「Varjo Aero」の販売が終了。今後は法人向けの製品にフォーカス

 フィンランドに拠点を置くVarjo社は、同社のVRデバイス「Varjo Aero」の販売終了を発表しました。

 同社は、2016年に設立された会社で人間の目と同等の解像度を持つVR・XR製品の開発で有名。2023年末には最新XRデバイス「Varjo XR-4」をお披露目しています。

 今回販売中止となった「Varjo Aero」は2021年にリリースした製品で、片目ディスプレイ解像度が2880×2770という高画質がウリです。国内価格は約18万円ですが一応、一般ユーザーの使用も想定。

 ハイエンドVRと言えば、Meta Quest ProやVIVE XR Eliteが有名ですが、実はこんなデバイスもあったんです。

 今後、Varjo社は新型「Varjo XR-4」の展開を優先的に行っていく方針のようです。

 「Varjo XR-4」の価格は3990ユーロ(約63万円)。ディスプレイ解像度は3840×3744(片目)、FOVは水平120度、垂直105度でリフレッシュレートは90Hzです。トラッキングはインサイドアウト方式で、使用にベースステーションなどの追加機器は不要です。

 同デバイス、予定しているユーザーは企業のみで「Varjo Aero」とは違って一般の購入は想定していません。初期販売も法人に絞って行う予定なのだとか。

 恐らく価格帯的に、個人ユーザーからの購入はあまり見込めないと判断しての企業優先スタンスなのでしょう。

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