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Honorは、中国市場において7月に「HONOR Magic V3」を発表しました。このタイプの折り畳みスマホとしてはトップクラスに軽量でありながら、なかなか強力なカメラスペックが魅力的です。
HONOR Magic V3はSnapdragon 8 Gen 3を搭載。メモリは12GBもしくは16GB、ストレージは256GBから1TBの3種類を用意します。チップを冷却するためのベイパーチャンバーも搭載しており、熱に対する強さもアピールします。
ディスプレイはカバーディスプレイが6.43インチのフルHD+、メインディスプレイが7.92インチという構成。カバーディスプレイのアスペクト比は20:9と、一般的なスマホと同一レベルであり、違和感なく利用できそうです。メインディスプレイのアスペクト比は9.78:9となっています。
リフレッシュレートはいずれも1-120Hzで、10億色の色表示に対応。地味なポイントとして、メインディスプレイだけでなくカバーディスプレイもスタイラスペンに対応しているとのこと。Galaxy Noteシリーズのような使いかたができるため、割と有用そうです。
Honorらしく、折り畳みスマホという制約のある中で、カメラに力を入れています。近年流行している円形カメラバンプのなかに、OIS対応で5000万画素の広角と、同じくOISに対応する5000万画素の3.5倍望遠、そして4000万画素の超広角が詰め込まれています。インカメラはいずれも2000万画素。
バッテリーは折り畳みスマホとして非常に大き目な5150mAh。66Wの有線による急速充電と、50Wのワイヤレス急速充電に対応しています。満充電にかかる時間は非公表なものの、同程度のバッテリー容量と充電速度に対応するスマートフォンでは45分程度で充電できてるため、同程度の時間で満充電が行えるでしょう。
本体色はレッド、ホワイト、ブラック、グリーンの4色で、ブラックのみ軽量かつ薄型を実現しています。
本体重量はブラックが226g、その他カラバリが230g。このタイプの折り畳みスマホとして最も軽量なvivo X Fold 3(219g)には届きませんが、折り畳みスマホとしてかなり軽量な部類に入ります。
また、厚みも展開時4.35mm、折り畳み時9.2mmを記録。谷折りタイプの折り畳みスマホとしては、展開時＆折り畳み時のいずれも最も薄いスマホとなりました。
なお、今年の後半には「デュアル衛星通信」に対応したバージョンが登場予定とのこと。緊急時の通話や双方向メッセージをサポートするようです。
価格は最廉価モデルで8999元、日本円にして18万5000円ほど。
すでに中国で販売が開始されているほか、HONORの欧州の各国サイトでは予告ページが公開済み。HONOR Magic V3を1か月体験したうえ、HONOR製品に使える1000ポンドのクーポンとペアのドイツ旅行が当たる「Magic Insider」にも登録できます。中国国外での展開にも期待しましょう。
| OS | MagicOS 8.0.1 (Android 14ベース) |
|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Gen 3 |
| メモリ | 12/16GB |
| 容量 | 256GB/512GB/1TB |
| 画面 | 内側:OLED 7.92型 2344×2156 最大120Hz 外側:OLED 6.43型 2376×1060 最大120Hz |
| カメラ | 5000万画素広角+4000万画素超広角+5000万画素望遠 |
| インカメラ | 2000万画素広角 (内側/外側) |
| 電池 | 5150mAh 66W有線充電 50Wワイヤレス充電 |
| 寸法 | 折りたたみ時: 156.6×74.0×9.2/9.3mm (ベルベットブラック/他) 展開時: 156.6×145.3×4.35/4.4mm (ベルベットブラック/他) 226/230g (ベルベットブラック/他) |
| その他 | 指紋認証(側面)、IPX8防水、衛星通信対応 |
