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注意: キャップレス防水端末はUSBポートがサビると無償故障修理の対象外

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 筆者は愛用しているスマートフォンである ドコモ L-01E (Optimus G)のUSBポートが接触不良を起こしていることに気がつき修理に出した。L-01Eは防水仕様でありながらイヤホンジャックやUSBポートにキャップがついていない「キャップレス防水」端末である。

ドコモの保証サービスをおさらいする

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 本題に触れる前にドコモの保証サービスについておさらいをする。

 ドコモプレミアム会員であれば「無料故障修理サービス」を適用することで、端末を購入してから3年間の間、利用者に過失のない故障であれば無償で修理のサポートを受けることができる。

 有償修理となった際にも「機種代金安心サポート」を適用することで、購入から3年間の間であれば、修理代金の上限が 5,250 円となるサービスを受けることができる。

 なお、当然ではあるが、上記二つのサービスは水濡れ・全損・改造をしていない場合に限られている。詳しい情報はドコモのWebサイトを参照してほしい。

USB端子のサビは無料故障修理サービスの適用外

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 ここからが本題である。正直な所、USB端子を破損させたわけでもなく、水濡れシールも反応していなかったことから、筆者は無償修理の範囲内だと考えていたのだが 修理が完了した旨の連絡を受けた際に、有償修理であったことを告げられた。

 受付と同時にもらう「故障結果表」にはこうあった。

この度は、ご不便をおかけしております。お客様のお申し出に対して、故障箇所(CN18000 (USBコネクタ)錆)を確認しましたので、修理をさせて頂いております。今後ともよろしくお願い致します。

原文ママ

 また、ドコモショップの店員からも「錆が確認されたため有償修理となった」という説明を受けた。L-01E が防水端末であることを加味すると、正直なところ釈然としない。

「防水端末なのに水が起因する錆は保証の対象外なのか」とショップ店員に聞いたところ

「今回はこのような対応となっている。お手数をおかけしてしまい大変申し訳ないが、メーカーからはそのような結果が返ってきているため、私どもではこれ以上の対応はできない」とのことだった。

 正直なところ、この説明を受けても釈然としなかったのだが、店員に感情を吐露したところで、この結果が覆ることはないし周りの客に迷惑がかかるだけである。泣き寝入りと言われればそうなのかもしれないが、筆者は修理代金の支払い手続きを済ませて帰路についた。修理代金は 5,250 円だった(そこに貯まっていたポイントを適用し 2,415 円となった)

釈然としないものの……。

 今回の件は私にとって大きな教訓となった。この文章を起こしていると、のど元に何かがつっかえる感覚はあるのだが、有償修理だったという事実は揺るぎはない。

 なお、ドコモお客様サポート(市外局番なしで151)へと問い合わせを行い、この事実について確認をしたが「故障をした端末の状況によって対応が変わるため、一概にお返事をすることはできない。対応をしたショップへと確認をして欲しい」という返事をもらったため、これ以上の追求はやめた。

 端末が水濡れとして対応されたわけではなく(水濡れであれば、修理代金の全額が請求されている)わずか 5250 円でメイン基板が新品になって返ってきたと思えば、なんとかポジティブに解釈ができる(我ながらのポジティブ思考ではある)

 だが、防水端末である以上はUSB端子が錆びるという事態は避けて欲しいし、その旨を明記して欲しい。特にキャップレス防水端末は「キャップがなくても防水である」という機能を売りにしていることに対して、錆びは保証対象外という対応はやはり釈然としない。

 なお、ドコモの公式サイトには「防水性能を維持するため、異常の有無にかかわらず2年に1回を目処に部品の交換が必要となります(有料)」との注意書きもあるため、防水端末を利用しているしている人は確認が必要である。
(当然だが筆者の端末はまだ発売されて2年未満である)

錆びの対策方法は

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 こうなればもう良い方向に物事を考えるほかない。USB端子が錆びるのをいかにして防ぐかを考える。当然だが錆びの原因となるのは「水」である。その対策として効果的なのは「エアダスター」だ。

 エアダスターを利用して、USB端子やその周りに付着している水気を飛ばしてしまうのが効率が良く簡単な対策だ。これは充電をする際に、USB端子に水気があった際に利用していた方法なのだが(濡れた状態で充電をすれば当然ショートする)今回の件から錆びを防ぐためにも、充電をしなくとも水気が端子認められたらエアダスターを利用してこまめに水気を飛ばすようにしたい。

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 USB端子はその構造上、水やゴミがたまりやすいため、定期的なケアが必要になる。キャップレス防水の端末を利用している方は意識してケアをして、お気に入りの端末を長く使って欲しい。

 ここまで書いたのだが、やはり防水端末であるにも関わらずこのようになってしまったことについては釈然としない。錆びるのであれば、キャップレス防水などおこなわずに、充電用の接点部を本体に設けクレードルを付属させれば良いのではないのだろうか……。

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