Anker のUSBチャージャーがパワーアップして帰ってきました。以前紹介したモデルでは最大25W出力だったものが40W出力が可能とさらなるパワーアップを遂げ、さらには賢い電源管理機能がついたということだったので、発売日に即Amazonで注文しました。購入時の価格は2559円、数日利用してみたのでレビューしていきます。
前モデルより小型化
開封して驚いたのが、前モデルよりも筐体が小型になっていたことです(両者共に写真左側)。タバコの箱ぐらいの大きさを想像してもらうとわかりやすいかなと思います。もちろんACアダプタは内蔵しているので、俗に言うメガネ型のケーブルを接続すればすぐ利用可能です(ケーブルは付属してきます)
充電で可能なポートは5ポートあるので、普通の方はこれでことが足りてしまうかと思います。
PowerIQで使うポートを気にする必要無し
本モデルから搭載された新技術 PowerIQ は接続された端末を自動で認識し、適切な量の電流が流れるように制御を行うそうです。以前のモデルでは、iPad用・GalaxyTab用と専用のポートが用意されており、いちいち確認をするのが面倒くさい私は、USBケーブルを色分けして利用していました。
本モデルから「どのUSBポートを利用しても最小値から最大2.1A までの出力が得られ、過剰な電流が流れることもないため、差し込むポートを選ぶ必要がなくなった」というのがメーカーの謳い文句です。
PowerIQの実力を試す
「大丈夫」と言われて「はいそうですか」と納得するほど、私は単純な人間ではありません。センチュリーから発売されている Centech CT-USB-PW を利用して、出力される電流量を計測してみました。
計測方法
- 端末のバッテリー残量は95%以下とする。
- USBケーブルは特別な端子を必要されない限り同じケーブルを利用する。
- 端末を接続して15秒後の値を3回測定し平均をとる。
- 平均値は小数点以下2桁まで四捨五入する。
- 端末の電源はオンにしておく。
- 室温 開始時25.1 ℃・終了時 24.8℃
端末 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 |
---|---|---|---|---|
iPhone5c | 0.89 | 0.87 | 0.83 | 0.83 A |
Nexus5 | 1.00 | 0.99 | 0.97 | 0.99 A |
Nexus7(2012) | 0.82 | 0.82 | 0.82 | 0.82 A |
Nexus7(2013) | 1.06 | 1.01 | 1.08 | 1.06 A |
Kindle Fire | 1.11 | 1.31 | 1.35 | 1.26 A |
Kindle PaperWhite | 0.44 | 0.45 | 0.45 | 0.45 A |
kobo glo | 0.49 | 0.48 | 0.49 | 0.48 A |
PS VITA | 1.07 | 1.06 | 1.04 | 1.06 A |
思っていたよりも、出力される電流量が少なかったものの、ケーブル(Nexus7 2013に付属したものを利用)の品質や、バッテリーの状態(温度や劣化具合)によって結果は大きく変わってくるので、参考程度にとどめておいてください。
Kindle Fireでは最高値が 1.35 Aになるなど、安心してバッテリーの充電ができますね。iPadを持っていれば最大出力の 2.1 Aが見られたかもしれないのですが、筆者はiPadを持っていないので、その数字を拝むことはできませんでした。
USBチャージャーを持っていない方はこれを!前モデルユーザも買い換えを
シンプルな筐体で必要な機能を必要なだけ提供してくれる素敵アイテムでした。ガジェットが増え始めたユーザも、すでに25W出力の前モデルを利用しているユーザも手に取っておけば間違いの無い逸品だと思います。本モデルから黒色のカラーバリエーションも加わったので、2600円で買えるマストバイな周辺機器だと思いますよ!
Anker 40W 5ポート USB急速充電器 ACアダプタ PowerIQ搭載 | Anker® 40W 5ポート USB急速充電器 ACアダプタ PowerIQ搭載 |