DJIから1型センサー搭載Mavic 2 Proと光学ズーム搭載のMavic 2 Zoomが発表。早速触ってみました。

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 先日DJIより1型センサー搭載のMavic 2 Proと光学ズーム搭載のMavic 2 Zoomが発表されました。今回、DJI認定ストア大阪にて少しだけ触る機会がありましたので紹介します。

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Mavic 2 ProMavic 2 Zoomについて

 DJIが販売する折りたたみ式ドローンのハイエンドモデル、Mavic Proの新モデルにあたります。今回はMavic 2 ProMavic 2 Zoom2機種を同時に販売開始されます。こちらの2機種を詳しく解説していきます。

Mavic 2 Pro

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 Hasselblad1型センサー搭載カメラL1D-20cを搭載したモデルです。以前のMavic Proでは1/2.3型センサーでしたが、今回はMavic Proの一つ上に値するPhantom 4 Proに搭載されているセンサーと同等のサイズを搭載しています。

 高感度性能が向上しました。従来ではISO 3200が限界でしたが、今回のモデルではISO 12800まで向上。更に暗いところでも映るようになりました。

 またついに絞り(F値)の変更ができるようになりました。従来モデルではF2.8固定で、明るさを変えるにはシャッタースピードを上げて撮影する必要がありましたが、これではコマ落ちのようなカクカクした映像になってしまいます。新型ではF2.8-11まで変更可能となり、飛行中シャッタースピードを変えずに明るさを変えることができるようになりました。そして新たに話題の10bit logHLGの記録にも対応しました。コンパクトな期待ながらプロユーザでもしっかり使えるジンバルになりました。

 ただ、要注意なのがこちらのモデルは光学ズームは非搭載ということ。

 要約するとこんな感じ。

  • Hasselblad1インチセンサー搭載
  • ISO 12800の高感度
  • 絞りが2.8から11まで変更可能に
  • 動画は10bit Dlog-M対応、ただ4K30pまで。
  • 光学ズームは非搭載。

Mavic 2 Zoom

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 こちらは光学ズーム対応モデルです。センサーサイズは今までの1/2.3インチセンサーですが、レンズが24mm-48mm F2.8-3.8で光学ズームできます。デジタルズームなら最大4倍、96mm相当までできます。なお、デジタルズームの場合動画はフルHD(1080p)相当になるのであまり画質には期待できなさそうです。

 そしてズームができる、ということはドリーズームができます。ドリーズームは操作がかなり難しいのですが、DJIは誰でも手軽に数回タッチするだけでできるようにしました。すごい、抜かりないです。

 要約するとこんな感じ。

  • 24-48mm F2.8-3.8レンズ搭載。センサーサイズは1/2.3と据え置き。
  • ISO 3200が上限。こちらも据え置き。
  • 4K30pまで。
  • ドリーズームが簡単にできる。
  • 9枚の写真を合成した48MPの超高解像度写真が撮影可能

共通の新機能

 ハイパーラプスに対応しました。近年よく見かける動きながら撮影されたタイムラプスをハイパーラプスと呼びますが、これが4種類、簡単に撮影できます。ゆっくり直線的に動くフリー中心点を決めて回るように撮るサークル、予め決めたコースを行くコースロック、そして途中で撮影を止めて違う時間で再び撮影をするウェイポイント4つです。個人的にウェイポイントの表現が難しいのですが、公式HPを見ていただくとよくわかると思います。

 そして動画コーデックはH.265 HEVCに対応しました。圧縮効率が高いH.265に対応することでより高いビットレートで撮影でき、映像がより鮮明にくっきりと撮影できます。

 最高速度は72km/h、そして31分のロングフライト、そしてDJIドローン初の全方向障害物検知と見えないところでも大きく進化しています。

 映像伝送に使われるOcuSyncはついに2.0になりました。通信距離や動画品質、耐干渉性の改善で1080pの動画が5km先まで転送できたり、120msの低遅延で映像をみつつ操作ができます。なお、海外モデルでは電波干渉時に2.4GHz5.8GHzを自動的に切り替えて干渉を減らすことができますが、日本では2.4GHzのみ利用可能となっています。

 物体を追跡するアクティブトラックも2.0に進化しました。前方に撮影用とは別に搭載されたカメラを用いて状況を3次元的にマッピングすることで、より高度な認識及び制度が向上しました。また追跡している物体が一時的に隠れても、被写体の動きを予測してそのまま追跡を続行します。

 他にもまだまだ機能がありますが、大きな機能をまとめるとこのような感じです。正直なところこの機体のサイズでこのような高度な撮影が簡単にできる時代が来ていることに驚いています。

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どのような人におすすめ?

 画質の良いドローンを購入しようと考えているが、InspireやPhantomでは大きすぎる、でもMavic Airじゃ物足りない、という人にオススメ。性能を見るとPhantom4 Proが小さくなったようなイメージでおおよそ問題ないです。ただ唯一、映像面で劣るのが4K 60pに対応していないというところ。

 そのため、4K 60pに拘る場合はPhantom 4 Proシリーズが選択肢になると思います。逆にこだわらない、簡単にすごい映像を撮りたい、空撮がしたいが荷物は少なくしたいというユーザにはMavic 2シリーズはオススメです。その中でも画質重視ならMavic 2 Pro、ズームで新しい表現方法をやってみたい!ドローンでも見たことがない画を撮りたいならZoomになるのではないでしょうか。

実機を触ってみました

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 さて、ようやく本題ですが今回DJI認定ストアにてMavic 2シリーズのデモ機があるということで触ってきました。

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 今回のデモ機は中国版のMavic 2 Zoomです。本来はMavic 2 Proも展示予定だったらしいのですが、税関で止まってしまい、27日夕方に以降は展示できるのではないかとのこと。また今回展示されていたZoomも中国版故に電波法上フライトが一切できないそうです。なので電源は入れずに触るだけとのことでした。

 筐体のサイズはほぼ同等、上方の赤外線センサーやMavic 2のロゴがなければ正直前モデルとの区別は結構難しいです。

 もし撮影したデータなどあればほしい、と思ったのですが残念ながら起動するとまずいのでアウトとのことでした。

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ちなみに?

 DJIのドローンは2.4GHzと5.8GHzの電波を使って飛ばすことができるのですが、日本では5.8GHzの利用には免許が必要です。ではもし海外で販売されている機体を日本に持ち込んだ場合、日本では5.8GHzが使えるのか。と気になって聞いてみたところ、GPSまたはネットワークで日本にいることが確認された時点で5.8GHzは無効化され2.4GHzのみでの運用になるようです。

 逆に日本仕様を海外に持っていっても5.8GHzは使えないそうで、つまり日本仕様では2.4GHzしか使えないようになっているそうです。そして、これらの制御はソフトウェアで制限をかけているのではなく、ハードウェアレベルで日本仕様はしっかりと対策がされているようです。(曖昧でしたが、おそらくMavic Air以降その仕様になっているはずとのこと)

 個人的に今後ドローンを購入しようといろいろ模索していたので、そのようなマニアックな話や細かい仕様に関しても詳しく受け答えしてくれました。関西でDJI製品を購入される場合、一度DJI認定ストア大阪に寄ってみてはいかがでしょうか。新製品の入荷も関西最速で入荷するそうです。

気になる発売日

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 既に発売はしているようで、筆者が店頭に行った26日も税関で止まった中にお客様に渡す分まで止まってしまったようで申し訳ないとのことでした。そのため速い人で今月中、遅い人でも来月には入手可能とのことでした。価格はMavic 2 Proが189,000円、Mavic 2 Zoomが162,000円で販売しています。