Googleは、同社の自律型AIコーディングエージェント「Jules」がベータ期間を終了し、正式に一般公開されたことを発表しました。2024年12月に発表され、2025年5月からパブリックベータとして提供されていましたが、ついに本格的なサービスとして始動します。
Julesは、開発者の指示に基づき、バックグラウンドで自律的にコーディング作業をこなすAIエージェントです。Googleの最新AIモデル「Gemini 2.5 Pro」を搭載し、バグ修正、機能実装、テスト作成、依存関係の更新といったタスクを非同期で実行します。GitHubリポジトリと直接連携し、コード全体を理解した上で作業計画を立て、実行するのが特徴です。
今回の正式公開に伴い、新たな料金プランが発表されました。これにより、個人開発者から大規模な開発チームまで、ニーズに応じた利用が可能になります。
- Jules: 1日あたり15タスク、3つの同時実行が可能。個人での利用や試用に最適。
- Jules in Pro: 1日あたり100タスク、15の同時実行が可能。日常的にJulesを活用するプロの開発者向けプラン。
- Jules in Ultra: 1日あたり300タスク、60の同時実行が可能。非常に要求の厳しい開発サイクルや、大規模な並列ワークフローに対応する最上位プラン。
開発者は反復的で時間のかかる作業をJulesに任せることで、より創造的で高度な問題解決に集中できるようになることが想定されます。