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「インテル入ってる」最後のiMac?新27インチiMacモデル発表

 27インチのiMacが、デザインはそのままでアップデートされました。CPUはIntel製です。Mac独自のCPUは搭載されていません。今回は、新27インチiMacの特徴について紹介します。

 一番の変更点は、CPUのアップデートです。これまで第8世代のIntelが搭載されていましたが、今回から27インチの全モデルで第10世代となりました。最上位モデルのオプションでは、最大10コアの第10世代Intel Core i9プロセッサも選択可能です。動画編集や音楽制作など、クリエイティブな作業を高速でしたい方にとっては、待望のアップデートといえるのではないでしょうか。

 メモリの標準搭載容量は、前モデルと同じ8GBです。しかし、今回からオプションで128GBを選択できるようになりました。

 前モデルでは64GBが限界だったので、2倍に増強できることになります。仮に128GBを選択した場合には、メモリだけで26万円(税別)とかなり高額です。また、27インチのiMacは、メモリを自分でカスタマイズできます。作業自体も簡単なので、オプションでメモリを増やす人は多くないかもしれませんね。

 GPUもアップデートされました。27インチの全モデルでRadeon Pro 5000シリーズを搭載しています。Appleによれば、このアップデートでグラフィックスのパフォーマンスが55%高速になったとのこと。また、グラフィックメモリは16GBも搭載可能となりました。本格的な動画制作をするユーザーを想定してのアップデートだといえます。

 さらに、ディスプレイ関係でもアップデートがありました。ハード面では、Nano-textureガラスのオプションが登場しました。このガラスは、Pro Display XDRで採用されたものです。光の反射を抑えつつも、ガラスの光沢感が残る仕上がりになっています。また、iPhoneやiPad、MacBookに搭載されているTrue Toneテクノロジーを搭載。ディスプレイの色温度が、周囲の光に応じて自動で変化するようになりました。

 そのほか、カメラやスピーカー、マイクも強化されました。これまでカメラは720pの解像度で、ディスプレイに対して貧弱な印象がありました。しかし、今回からは1080pになりました。顔認識なども強化され、より画質の良いビデオ通話が可能です。

 最後に、今回のモデルから廃止されたものを紹介します。それは、Fusion Driveです。Fusion DriveはHDDとSSDを組み合わせたもので、これまで標準搭載されていたストレージです。今回のアップデートで、27インチモデルではFusion Driveは廃止されました。21インチでは、オプションでの提供を続けています。

 今回は、新型27インチiMacについて紹介しました。前回のモデルから順当なアップデートがされており、これからiMacを買おうと思っていた方には嬉しいニュースですね。記事執筆時点で、最短お届け日は8月7日となっています。今注文すれば、今週中には新型iMacが手に入れられるかもしれません。

 今後のiMacがApple Silliconになる可能性を考えると、仕事上の理由で、最後のiMacとして本機に買い換える人もいるかもしれませんね。

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