Appleは新型MacBook Proを発表しました。発売日は2024年11月8日。価格は24万8800円から。色展開はスペースブラックとシルバーの2色。
第2世代3nmプロセスによる新開発のM4、M4 Pro、M4 Maxプロセッサを搭載し、AI処理性能を大幅に強化しているといいます。出荷時基本ソフトウェアはmacOS Sequoia。今回、実行メモリの下限は16GBに引き上げており、AIローカル処理を見据えているであろうことが伺えます。
エントリーモデルとなるM4搭載14インチモデルは、10コアCPUと10コアGPUを搭載。Thunderbolt 4ポートを3基備えています。
M4 ProとM4 Max搭載モデルは、さらに高速なThunderbolt 5を採用し、最大120Gb/sの転送速度を実現。M4 Proは14コアCPUと最大20コアGPU、M4 Maxは16コアCPUと最大40コアGPUを搭載し、前世代比でそれぞれ最大3倍、3.5倍の性能向上を達成したそうです。
ディスプレイは新たにNano-textureオプションを追加し、反射を抑制。SDRコンテンツは最大1000ニト、HDRコンテンツは最大1600ニトの輝度表示に対応とあることから、おそらく画面全体の全白輝度は1000nitということでしょうか。ノートPCとしてはかなり視認性が高いものと推定できます。
また新たに12MPセンターフレームカメラを搭載し、ビデオ通話時に自動的に話者を画面中央に捉える機能を備えてるそうです。
バッテリー駆動時間は公称「最大24時間」でMacBook Pro史上最長などと謳います。もちろん多くの人にとって公称値通りに持つことはありませんが、筆者が表記「最大22時間」のM3 MacBook Proを使う限りにおいても、屋外で実測6時間ぐらい作業できてしまったりするのを考えると、抜群に電池持ちが良さそうであることは推定できます。
無線はWi-Fi 6EやBluetooth 5.3にも対応します。
全体として物がいいのは間違いありませんが、相変わらずノッチは継続ですし、ときめくガジェットではありませんので、従来ユーザーのうち、処理性能や劣化した電池に不満を持った人が順当に乗り換える機種となるでしょう。屋外視認性向上や電池駆動時間のさらなる延伸など、M3 MacBook Proの不調に備えて優秀な後継機が出ていてくれて安心だな、と筆者は感じました。