
512GBオプション、消滅。
Appleが、Mac StudioのM3 Ultra搭載モデルから512GBユニファイドメモリの構成オプションを削除しました。MacRumorsが伝えています。Apple公式の仕様ページで確認できるM3 Ultraモデルのメモリ上限は、現在256GBです。
Appleは2025年3月5日にM3 Ultra搭載Mac Studioを発表した際、最大512GBのユニファイドメモリを大きな売りとしていました。公式発表では、512GB構成なら「6000億超のパラメータ」を持つ大規模言語モデルをメモリ上で動かせるとアピールしていたといいます。ところが現在、この512GBオプションは選択肢から姿を消しています。
背景には、世界的なDRAMの供給逼迫があるとみられます。9to5Macは、AIサーバー向けの高容量メモリ需要の大きさが一因だと伝えています。Tom’s Hardwareも、ローカルAI用途で高メモリ構成のMacを求める動きが強まった結果、構成によっては納期が数日から最大6週間に伸びていると伝えています。
「DRAM」はDynamic Random Access Memoryの略で、パソコンやスマホが作業中のデータを一時的に置いておく「机の広さ」にあたる部品です。世界的にAIの学習・推論用サーバーがこのDRAMを大量に消費しており、一般向け製品にも玉突きで影響が出ている状況です。
推測の域を出ませんが、一部では、将来の後継モデル向けに在庫を回しているのではないかという見方もあるようです。MacRumorsは、M5 Max/M5 Ultra版Mac Studioが2026年に登場する可能性があるとしつつも、具体的な時期はまだ不明。
AI時代のメモリ争奪戦が、Appleの最上位構成にまで波及し始めたと言えそうです。



















